ヒップホップ界でも人気の仮想通貨についてラッパーの1人が警鐘を鳴らす
環境に悪いなどの問題を抱えながら多くの人々の間で人気が高まっている仮想通貨の取引はヒップホップ界でも例外ではなく、何人ものラッパーが仮想通貨を話題にして、大金を稼いでいる人もいるとのこと。そんなラッパーたちのエピソードを、1人のラッパーの主張を交えながら、海外メディアのVICEが紹介しています。
There’s a Crypto Bubble In Hip-Hop
https://www.vice.com/en/article/4avbvm/theres-a-crypto-bubble-in-hip-hop
VICEによると、ラッパーたちが仮想通貨を話題にし始めたのは早くとも2013年頃。ラッパーのドナルド・グローヴァーが、2013年にTIMEのインタビューで「金に裏打ちされた通貨よりもビットコインの方がより『リアル』だ」と話しています。実際に取引を行うだけでなく、2017年にはジー・イージーが「仮想通貨(cryptocurrency )」という単語を歌詞に取り入れたり、2018年にはソウルジャ・ボーイが「ビットコインについての歌をラッパーとして初めて作った」と主張したりと、ラッパーたちは仮想通貨そのものへ興味を注いでいるとVICEは分析しています。
一方、ラッパーのサー・マイケル・ロックスは、仮想通貨のポジティブな側面とネガティブな側面の両方に焦点を当てた「Selling at the Bottom」という楽曲をリリースしています。この楽曲は過去2年間でサー・マイケル・ロックスがリリースし、インターネットで話題のいわゆる「ミーム」となった数百曲以上に及ぶ楽曲の中でも「特に人気が高い」とVICEは報じています。VICEによると、実際に仮想通貨の価格が下がっている時、Twitter上では「Selling at the Bottom(底値で売る)」というツイートが多く見られるとのこと。
過去数年間仮想通貨に興味を持っていたというロックスは、仮想通貨のトレーダーであることがどのようなものなのか、より現実的に描写する曲を作りたいと思っていたのだと話し、「仮想通貨のもう一つの面を取り上げたかっただけ。仮想通貨は最悪、負けるよ」と話しました。ロックスは仮想通貨に興味を持っているものの、他の人と同じような色眼鏡で見ておらず、「人々は10回の取引のうち9回は損をする。クソみたいな取引をしたらポジションが吹き飛ぶ。イーロン・マスクがバラエティー番組に出るだけでポートフォリオがめちゃくちゃになる。仮想通貨の取引ってそういうものだよ」と話します。
ロックスによれば「ヒップホップは古い流行のバロメーターのようなもので、主流のラッパーから情報を得て仮想通貨への投資に興味を持つのは遅すぎる」と話します。VICEは「仮想通貨の将来はまだ不透明だ」と締めくくっています。
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in Posted by log1p_kr
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