Windows 11では正規ストア以外から手に入れたAndroidアプリも実行可能という報道
新しく発表されたWindowsの次期メジャーバージョン「Windows 11」では、「Amazon App Store」からダウンロードしたAndroidアプリをネイティブに実行できるということが分かっています。公式の発表だけでは正規ストア以外から入手するいわゆる「野良アプリ」が動作するかは不明だったのですが、Microsoftのエンジニアから「野良アプリも動作する」ということが伝えられました。
Windows 11 will be able to sideload Android apps - The Verge
https://www.theverge.com/2021/6/25/22550689/windows-11-android-app-sideload-amazon-app-store
Windows 11の発表に伴い、MicrosoftはWindows 11ではMicrosoft Storeに統合されたAmazon AppstoreからAndroidアプリを実行できることを明かしましたが、GoogleマップやGmailを始めとするGoogle Playサービスに依存するアプリや、Amazon App Storeに存在しないアプリを実行することはできないということが伝えられています。こうしたことから、Amazon App Storeにないアプリを求めるユーザーから不満の声が挙がっていました。
しかし、Microsoftのエンジニアであるミゲル・デ・イカザ氏がTwitter上でユーザーの質問に答える形で、Amazon App Store以外から入手したAPKファイルを実行できると回答しました。
Yes!
— Miguel de Icaza (@migueldeicaza) June 25, 2021
しかし、外部のAPKファイルをスキャンして潜在的に悪意のある動作を検出できるかどうかという問題や、APKファイルがどのようなプロセスで実行されるかなどは不明。有料アプリを違法に入手できる可能性もあるという問題もあります。Microsoftは海外メディア・The Vergeの質問に対し「後日さらなる情報を共有する」と回答しています。
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