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MicrosoftのCEOが「Apple純正アプリがWindows 11にやってくること」を歓迎すると発言


2021年6月25日、MicrosoftがWindowsの次期メジャーバージョンとなる「Windows 11」を発表しました。これに合わせて、Microsoftのサティア・ナデラCEOがウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに答え、Windows 11が目指す方向性として「Apple純正アプリがWindows 11向けに登場することを歓迎する」と語っています。

Microsoft CEO invites Apple's iMessage to the Windows 11 Store - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2021/06/24/microsoft-ceo-invites-apples-imessage-to-the-windows-11-store/

Windows 11では新しくAndroid向けアプリが動作することが発表されました。


Microsoftによると、独自のアプリストアであるMicrosoft Storeと統合された「Amazon App Store」からダウンロードしたAndroidアプリを、Windows 11上でネイティブに実行することが可能になるとのこと。


ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューの中で、ナデラCEOはMicrosoft StoreとAmazon App Storeが提携することについて、Androidアプリとだけ提携するわけではなくすべてのアプリに対して門戸は開かれていると述べました。インタビューの中で、ナデラCEOは「我々には複数の市場を持つ能力があります。我々は素晴らしい市場を作りたいと思っており、他の市場も歓迎します」と語っています。

あらゆるアプリストアとの提携を目指すMicrosoftに対して、「Appleは全く別の道を歩んでいるように思える」と報じたのが、Apple関連メディアの9to5Macです。Appleは独自のアプリストアであるApp Store以外からアプリケーションを入手することができないようにしており、これは「ユーザーの安全のため」と説明しています。しかし、2020年にはEpic Gamesや政府機関からは「Appleは独占している」との指摘が挙がっており、日本の公正取引委員会も独自の調査を進めるとしています。

日本でもAppleのApp Storeが独占禁止法の調査を受ける、開発者からはその他の問題も指摘 - GIGAZINE


ウォール・ストリート・ジャーナルも、独自の路線を行くAppleのソフトウェアやサービスがWindows 11向けのMicrosoft Storeに登場する可能性についてナデラCEOに質問しています。この質問に対してナデラCEOは「我々はWindows 11をより良くすることは何でもやりたいと思っています。AppleがWindowsというプラットフォーム上でやりたいと考えていることについては、iTunesの配信であろうとiMessageの配信であろうと、何であろうとそれを歓迎します」と語り、Appleの純正アプリケーションがWindows 11向けに登場することを歓迎するとしました。

なお、ウォール・ストリート・ジャーナルによるナデラCEOへのインタビューの様子は、以下のムービーで確認可能です。

Windows 11: Microsoft CEO Satya Nadella on the New ‘Start’ of the PC (Exclusive) | WSJ - YouTube

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in モバイル,   ソフトウェア,   動画, Posted by logu_ii

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