無料で落書きをリアルな風景画に変換してくれる「NVIDIA Canvas」を使って神絵師になってみた
NVIDIAからAIの力を使って落書きをリアルな風景画に変換するフリーソフト「NVIDIA Canvas」が登場しました。手描きの簡単な落書きが達人クラスの風景画に早変わりするとのことで、実際にNVIDIA Canvasを使って美しい風景画を生成してみました。
NVIDIA Canvas: 筆で簡単に描いた線や形をリアリティのある風景画に変える
https://www.nvidia.com/ja-jp/studio/canvas/
NVIDIA Canvasをインストールするために、配布ページ右上の「今すぐダウンロード」をクリック。
自動的に画面が下方向にスクロールするので、「今すぐダウンロード」をクリックしてインストーラーをダウンロードします。
次に、PCへダウンロードしたNVIDIA Canvasのインストーラーをダブルクリックして実行します。
ファイル展開先の例が表示されるので、そのまま「OK」をクリック。
展開が完了するまでしばらく待つと……
インストーラーが起動して使用許諾契約書が表示されるので、「同意して実行する」をクリックすると自動的にインストールが進みます。
インストールが完了したら、そのまま右下の「閉じる」をクリックするとNVIDIA Canvasが起動します。
NVIDIA Canvasの画面はこんな感じ。画面左側には描画ツール、中央には実際に絵を描くエリアとAIが生成した画像が表示されるエリア、画面右上には「雲」「石」「川」といった要素選択エリア。画面右下にはAIが生成する画像のスタイルを指定するエリアが配置されています。
画面右上に並んだ要素から「雲」を選択して、適当な雲を描いてみると、AIが自動的にリアルな雲を生成してくれました。
画面右下のスタイル一覧から鮮やかなスタイルを選択すると、雲の色や形がスタイルに合わせて変化します。
要素一覧から「川」を選択して描き込んでみると、背景と川の境界が曖昧な絵が生成されました。
次に、川岸を表現するべく川の周囲や内側に「石」要素を追加してみると、ただ石が追加されるだけでなく、川の底にも石が敷き詰められているように見える絵が生成されました。こんな感じに、NVIDIA Canvasでは要素同士の影響を加味した風景画を生成してくれます。
以下のムービーでは、実際にNVIDIA Canvasで風景画を生成する様子を確認できます。ムービーを見ると、実際に線を描いてから風景画が生成されるまでの待ち時間が短いことも分かります。
落書きを「NVIDIA Canvas」でリアルな風景画に変化させる様子 - YouTube
完成した風景画は、PNG画像かPSDファイルとして出力できます。風景画を出力するには画面上部の赤枠のアイコンをクリックして……
「ファイルの種類」から好みのファイル形式を選択すればOKです。
実際に風景画をPNG画像として出力したところ、512×512ピクセルの画像が出力されました。
なお、NVIDIA Canvasを動作させるには、GeForce RTX・ NVIDIA RTX・ Quadro RTX・ TITAN RTXのいずれかのGPUが必要です。
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