Xboxで「リアルタイムの文字起こし」と「テキスト読み上げ」が可能に
MicrosoftのXbox開発チームが、2021年6月分のXboxのアップデート内容を公式ブログで発表しました。それによると、アクセシビリティの向上を目指し、XboxのパーティーチャットにSpeech-to-Text(文字起こし)およびText-to-Speech(テキスト読み上げ)が実装されるとのことです。
June Xbox Update: Party Chat Accessibility, Xbox App Official Posts, and More - Xbox Wire
https://news.xbox.com/en-us/2021/06/15/june-2021-xbox-update/
Xbox開発チームは、「ゲームは誰でも参加できるもので、親しみやすく、アクセスしやすいものであるべきだと考えています。ゲームプレイヤーが一緒にプレイしたり、コミュニケーションを簡単にとれるようにするべきです」と述べ、耳が聞こえないプレイヤー、あるいは話すことができないプレイヤーのために、音声をテキストに変換したり、テキストを音声に変換したりする機能をパーティーチャットに実装すると発表しました。
音声からテキストへの変換は、パーティーのメンバーが話す言葉をすべてテキストに変換し、ゲーム画面の上にオーバーレイで表示させるというもの。
なお、Microsoftはユーザーの音声チャットで不適切な単語をフィルタリングするために、Xbox Live(Xbox network)で高度な音声認識技術を応用する研究を行っていたと報じられました。
MicrosoftはAIによって音声会話をリアルタイムにフィルタリングすることを目指している - GIGAZINE
また、打ち込んだ内容を読み上げる機能も実装し、合成音声がユーザーの代わりに音声会話に参加してくれる機能も追加されました。文字起こしとテキスト読み上げは、Xboxの「設定」から「ゲームとチャットの文字起こし(Game and chat transcription)」から有効にすることが可能です。
さらに、AndroidおよびiOS向けにリリースされているXboxアプリで、お気に入りゲームの公式投稿を見ることが可能になり、「いいね」や共有、コメントすることができるようになります。
そして、複数のゲームタイトルからお気に入りのものを「グループ」としてリストアップすることで、「ガイド」からすぐにお気に入りのゲームを起動することができる機能について、この「ガイド」に「グループの移動」ボタンが追加され、グループの順番をカスタマイズできるようになったとのこと。
加えて、家族でXboxを共有する時に、マインクラフトのようにXbox以外のプラットフォームと一緒に遊べる「クロスネットワークプレイ」が可能なタイトルで、子どもが親にクロスネットワークプレイの許可を求めるペアレンタルコントロール機能を実装することも発表されました。保護者は、AndroidやiOSのアプリを使うか、コンソールから直接リクエストを承認あるいは拒否することが可能となります。
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