Microsoftが「Xbox Live」の名前を「Xbox network」に変更

Microsoftの据え置き型ゲーム機であるXboxシリーズでオンラインプレイを楽しむには、「Xbox Live」を利用する必要があります。このXbox Liveが名称を「Xbox network」に変更したことが明らかになっています。

Microsoft rebrands Xbox Live to Xbox network - The Verge
https://www.theverge.com/2021/3/22/22345276/microsoft-xbox-live-network-rebrand-name-change

MicrosoftがXbox Liveの名称をXbox networkに変更しようとしていることは、ベータテスター向けに提供されているXboxのダッシュボードから明らかになっています。

Xbox Liveは初代Xboxが発売された1年後の2002年からサービスをスタートさせており、その後、Xbox 360・Xbox One・Xbox Series S/Xといった端末でも使用できるオンラインサービスとして継続してきました。

Xbox Liveの名称がXbox networkに変更されているのを発見したのはTwitterユーザーの@EvilBorisさん。

海外メディアのThe Vergeが確認を取ったところ、MicrosoftはXbox Liveのブランド名変更を認めています。Microsoftの広報担当者は、「Xbox networkは、Microsoftのサービス規約で更新されたXboxの基盤となるオンラインサービスを指します」「『Xbox Live』から『Xbox network』へブランド名をアップデートするのは、Xboxの基盤となるサービスをXbox Live Goldメンバーシップと区別することを目的としています」と返答しています。

Microsoftは2020年8月にサービス規約を更新した際に、Xbox Liveのブランド名を変更するのではないかというウワサが流れました。その理由はサービス規約上でMicrosoftがXbox Liveを「Xboxのオンラインサービス」と呼称したためです。

ただし、MicrosoftはThe Vergeに対して「Xboxのオンラインサービスと呼称したのは、それが指すのがクロスセーブ機能やフレンドリクエスト機能などの、Xboxの基盤となる機能も含むためです」と説明。そして、Xbox Liveの名称を変更したり、Xbox Live Goldを廃止したりする予定はないとコメントしていました。

なお、既存のXboxでは有料のXbox Live Goldに加入しなければオンラインゲームのマルチプレイを行うことはできません。しかし、The Vergeの報道によるとMicrosoftはフォートナイトのような無料のオンラインゲームをプレイするのに、Xbox Live Goldへの加入を不要とすることを計画しているとのことです。