「Google Workspace」をすべてのGoogleアカウント所有ユーザーが利用できるように
「Gmail」「Googleカレンダー」「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」「Google Meet」などいろいろなサービスをひとまとめにした「Google Workspace」の機能が、Googleアカウントを持っている人すべてに開放されたことが明らかになりました。
Google Japan Blog: Google Workspace をすべてのユーザーに
https://japan.googleblog.com/2021/06/google-workspace.html
Google Workspace Updates: Evolving Rooms in Google Chat to Spaces to create a richer, more collaborative experience
https://workspaceupdates.googleblog.com/2021/06/evolving-rooms-in-google-chat-to-spaces.html
「Google Workspace」は2006年に「GoogleApps for Your Domain」としてスタートした法人向けソフトウェアスイートで、その後、「Google Apps for Work」を経て「G Suite」になり、2020年10月に「Google Workspace」に改称しました。なお、サービスの一部であるGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどは以前から誰でも利用可能でした。
今回の変更により、すべてのユーザーがGoogle Workspaceを利用できるようになることで「互いに連絡が取りやすくなり、生産性が向上する」とのことです。
なお、Googleはコミュニケーションツールとして「Googleハングアウト」と「Google Chat」を提供していますが、Gmailで利用するツールで「Google Chat」を有効にすると、「Google Workspaceの統合されたサービス」を利用可能になるとのこと。
設定をオンにするには、Gmailにログインして、右上の歯車アイコンをクリックして、さらに「すべての設定を表示」をクリック。
「チャットと会議」タブを開き、一番上の「チャット」の項目で「Google Chat」にチェックを入れます。
「GmailのChatへようこそ」ダイアログが開くので「OK」をクリック。
Google Chatにチェックが入ってることを確認し、「変更を保存」をクリック。
すると「もっとスムーズに連携して効率化しましょう」というダイアログが画面中央に表示されるので「ご利用開始」をクリック。
画面左側、メールの受信トレイなどが並んでいたところに、新たな欄が追加されました。「チャット」欄は「友だちとチャットする」となっています。
「チャットルーム」は「グループで効率的に作業をしましょう」。
「会議」は「お互いの顔を見ながら会話しましょう」。
Gmailの見た目全体はこのように変化。
画面右上にステータス表示が追加されています。
これは、自分がオンラインかどうかを示すもので、「自動」だとアクティビティに応じて自動的に表示が切り替わります。「通知を一時的にミュート」にしておくと、作業中に通知で邪魔されることがなくなります。また「オフラインに設定」することもできます。
この変更で、Google Chatのチャットルームが「他のユーザーとつながり、コラボレーションする中心の場所として使用」できるようになるとのこと。
2021年夏には、チャットルームは重要事項を把握できるようデザインされた「スペース」として生まれ変わる予定となっています。
・関連記事
Google Workspaceを大幅強化するアップデート「Smart canvas」 - GIGAZINE
Google Workspaceがリモートワークに本格対応、Google Meetが複数デバイスで同時使用可能になるなどの新機能が追加される - GIGAZINE
Googleが教育向けプランを一新、教育ツールやGoogle Meetを改善すると発表 - GIGAZINE
Googleが「2年間アクティブでないアカウントのデータを削除する」と発表、削除は早ければ2023年6月から - GIGAZINE
無制限のストレージを利用できたG SuiteのサービスがGoogle Workspaceへの移行で廃止される - GIGAZINE
・関連コンテンツ