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入力した文字列を動くアートに変える「Silent Poems」


ブラウザからアクセスできる「Silent Poems」は、シンプルなサイトに文字を入力すると、文字が抽象的なアニメーションシンボルに変換されるデジタル アートプロジェクトです。文字の組み合わせによってアートのつながり方が違ったり、同じ文字を入力しても微妙にデザインが変わったりするため、特定の文字列をアート化して楽しむことができます。

Silent Poems
https://silentpoems.net/

Silent Poemsのページは以下のような感じ。入力エリアと「?」ボタンがあるのみのシンプルな設計です。


「?」ボタンをクリックすると、サイトの説明が表示されました。Silent Poemsはスイス在住のアニメーターであるラヴィニア・ペトラシュ氏が作成したもので、いくつかのテキストメッセージからインスピレーションを得て、「他人との、あるいは自分自身との、私たちのコミュニケーションの欠点についての声明」というコンセプトで作成したとのこと。アニメーションはJavaScriptでプログラムされており、入力する文字に応じたパターンが表示されるため、訓練すればアニメーションから文字列を読み取ることもできるそうです。


実際に文字を入力してみました。対応しているのはアルファベットのみで、ひらがなや漢字、数字、スペース以外の記号は入力できません。以下は、A~Zまでの26文字を順番に入力してみたところ。


次に、「GIGAZINE」と3行連続で入力してみました。1行あたり10文字で改行はできないため、1行目と2行目の後ろにはスペースを2つ入れています。以下を見ると、同じ文字だと近いパターンになっていますが、色や動きなど微妙に異なっているのがわかります。


最大7行、合計70文字まで入力可能。自由に文字を入力してアニメーションを作成したら、右クリックして「名前を付けて画像を保存」をクリックすることで作成したアートを保存することができます。以下はGoogle Chromeの保存手順。


ファイル名を決めたら「保存」をクリック。


以下のようなPNGファイルが保存できました。Silent Poemsのページ上では入力した文字がアニメーションのアートになりますが、保存できるのは記事作成時点ではPNG形式のみ。


ペトラシュ氏のInstagramでは、ペトラシュ氏が実際にSilent Poemsdでアートを作成する様子を見ることができます。

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in レビュー,   ネットサービス,   アート, Posted by log1e_dh

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