Visaが「ビットコイン決済」の導入を検討
決済技術の世界的大手であるVisaのアルフレッド・ケリーCEOが「ビットコイン決済」の導入を検討していると明かしました。
Leadership Next: Will Bitcoin Disrupt Visa's Business? on Apple Podcasts
https://podcasts.apple.com/us/podcast/will-bitcoin-disrupt-visas-business/id1501891506?i=1000513214346
Visa Plans to Enable Bitcoin Payments at 70 Million Merchants - The BTC Times
https://www.btctimes.com/news/visa-plans-to-enable-bitcoin-purchases
Visa Is Working to 'Enable Bitcoin Purchases': CEO - Decrypt
https://decrypt.co/61738/visa-is-working-to-enable-bitcoin-purchases-ceo
Visa CEO Reveals Bitcoin and Cryptocurrency Plans | Finance Magnates
https://www.financemagnates.com/cryptocurrency/news/visa-ceo-reveals-bitcoin-and-cryptocurrency-plans/
世界的ビジネス誌Fortuneのアラン・マレーCEOが他社のCEOと語り合うというPodcast番組「Leadership Next」に出演したケリーCEOは、「ビットコイン購入」「ビットコイン決済」という2つの機能を検討していると明かしました。
ケリーCEOの発言は、「私たちは2つのことに取り組んでいます。1つはVisaの認証情報によってビットコインを購入できるようにするということ。もう1つはビットコインウォレットと連携して、ビットコインを不換紙幣に換金し、Visaに加盟している7000万店で利用可能にするということです」というもの。ケリーCEOはビットコイン以外にも、円やドルなどの法定通貨との交換レートを保証する暗号資産「ステーブルコイン」も視野に入れていると語り、すでにステーブルコイン関連の企業35社と連携していると明かして「暗号資産全般が新たな決済手法になる可能性が高いと考えられます」と述べました。
実際に、Visaは暗号資産「Crypto.com Coin」を発行するCrypto.comと暗号資産対応デビットカード「CRYPTO.COM VISA CARD」を発表したり、機関投資家向けの暗号資産保有サービスを提供するAnchorageや黒人コミュニティ向け金融サービス企業First Boulevard Bankと連携して2021年内にデジタル資産サービスを提供する予定であることを発表したりしています。
ビットコインは2021年3月13日時点で最高額を更新し、6万ドル(650万円)の大台を突破。時価総額は一時1.1兆ドルをマークしました。Visaと並ぶ決済関連の世界的大手であるMastarcardも2021年2月に「年内に暗号資産に対応する」と発表しており、決済関連の2大巨頭がともに暗号資産に取り組んでいる形です。
Mastercardが「2021年中に暗号資産に対応する」と発表 - GIGAZINE
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