ハードウェア

東芝が18TB HDD「MG09シリーズ」を開発、FC-MAMR採用のニアラインHDD


エンタープライズ用途向け(ニアライン)のHDDとして、東芝が18TBのヘリウム充填HDD「MG09シリーズ」を開発しました。2021年3月末からサンプル出荷がスタートします。

MG09 シリーズ | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 | 日本
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/storage/product/data-center-enterprise/cloud-scale-capacity/articles/mg09-series.html


CMR方式で容量18TBを実現したニアラインHDDのサンプル出荷開始について | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 | 日本
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/company/news/news-topics/2021/02/storage-20210218-1.html

Toshiba Unveils World's First FC-MAMR HDD: 18 TB, Helium Filled
https://www.anandtech.com/show/16496/toshiba-unveils-worlds-first-fc-mamr-hdd-18-tb

MG09シリーズは、東芝として初めてFC-MAMR(磁束制御型マイクロ波アシスト磁気記録方式)を採用したHDD。これにより、前世代の製品である16TB HDDと比べて、記憶容量が18TBへ12.5%アップし、容量あたりの消費電力を約10%削減しています。


なぜ東芝がMAMR方式を選んだのか、どういった技術なのかといった情報は、2019年11月発表の「東芝レビュー 74巻6号」に掲載されています。

HDDの高記録密度化を可能にするマイクロ波アシスト磁気記録技術
https://www.toshiba.co.jp/tech/review/2019/06/74_06pdf/a05.pdf


記録方式は従来型のCMR(垂直磁気記録)なので、従来のシステムで使用されているHDDと置き換えるのにも適したモデルだとのこと。

ニアラインHDD市場では、ライバルであるSeagate、ウエスタンデジタルがともに18TB HADの商用展開を行っており、これで東芝も同じラインで戦うことになります。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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