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アニメ映画監督になる前から創りたかった映画だという細田守監督の「竜とそばかすの姫」特報映像公開


時をかける少女」(2006年)、「サマーウォーズ」(2009年)、「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)など、数々のヒット作を送り出してきた細田守監督の最新作として2021年夏に公開される「竜とそばかすの姫」の特報映像がYouTubeで公開されています。

『竜とそばかすの姫』特報【2021年 夏公開】 - YouTube


特報映像は30秒でセリフなどは入っていませんが、「インターネット世界《U》」と現実の高知とが織り交ぜて描かれる作品であることがわかります。


「彼女は誰?」というメッセージが届いているスマホアプリの様子。「bell(ベル)」は主人公・すずが《U》で使っているキャラクターの名前です。


公式サイトでは細田守監督からのメッセージも公開されており、この中で細田監督は「『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です」「今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました」と、作品にかける思いを語っています。

細田守監督からメッセージが到着! | 「竜とそばかすの姫」公式サイト
https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/news/20210218-1.html

この『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。

僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。


去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るというのは、どこか必然性を感じています。

その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。
私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。
それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。

圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、
それを今作で楽しんでいただければと思います。

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in 動画,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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