中国の検索大手Baiduが自動運転車の生産に向けて電気自動車製造会社設立を計画
中国の検索大手Baidu(百度)が、ボルボ・カーズの親会社であるジーリーホールディンググループ(浙江吉利控股集団有限公司)と提携し、電気自動車製造会社を設立する計画を発表しました。
Baidu Announces Plan to Establish an Intelligent EV Company and Forms Strategic Partnership with Geely | Baidu Inc
https://ir.baidu.com/news-releases/news-release-details/baidu-announces-plan-establish-intelligent-ev-company-and-form
Baiduは2014年9月からBMWと提携して自動運転車の開発に取り組んでおり、2015年12月には北京での試験走行に成功しました。さらにBaiduは2017年7月に自動運転技術開発プロジェクト「Apollo」を設立し、2018年にはステアリングを搭載しない自動運転バス「Apolong」がアメリカ交通安全局(NHTSA)よりレベル4の自律走行能力を認められ、日本への進出も報じられるなど、自動運転車の開発で実績を残しています。
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BaiduのCEOであるロビン・リー氏は今回の提携に関して、「Baiduが過去10年間で積み重ねてきた自動運転技術と、ジーリーのエネルギー効率・信頼性に優れた自動車を開発する能力や、電気自動車に関する知識が組み合わさることで、乗用車の未来を切り開くことができます」と語っています。
なお、中国ではテスラの「モデルS」にそっくりな電気自動車が販売されたり、100万円のコンパクトな電気自動車をアメリカやヨーロッパへ輸出するメーカーが登場したりと、電気自動車の開発が活発に行われています。
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