全裸ヨガが「教育的コンテンツ」としてYouTubeにあふれ出す
全裸でヨガを行うムービーがYouTubeに大量にアップロードされ、しかも「教育的コンテンツ」を装うことで削除を免れているという自体が発生しています。
Naked Yoga videos don't violate Community Guidelines says YouTube
https://www.sausageroll.com.au/tech/naked-yoga-videos-dont-violate-community-guidelines-says-youtube/
YouTubeには「ヌードや性的なコンテンツ」を取り締まるポリシーが存在し、「性的満足を意図した露骨なコンテンツは、YouTubeで許可されていません」と定められています。このため、ポルノがYouTubeに投稿されるとコンテンツが削除されたり、チャンネルが停止されたりすることがあります。
ヌードや性的なコンテンツ
https://support.google.com/youtube/answer/2802002
たとえば、オーストラリアのニュースメディアであるSausage Rollによると、オーバーウォッチのゲーム配信者が以下のようなサムネイルを使っていたところ、裸が写っていないにもかかわらず、ヌードや性的なコンテンツに該当するとして警告を受け取ったそうです。
しかし、新たな報告によると、YouTubeで「Naked」「Nude」「Yoga」といった単語を検索すると、性的なものを暗示する裸の女性のムービーが何千本と表示される状態になっているとのこと。これらのムービーには年齢制限がありますが、サムネイルの時点で既に全裸である上に、年齢制限は容易に回避できることが指摘されています。
これらのムービーの概要欄には「このビデオには性的行動や性的満足を促す、性的な映像コンテンツは含まれていません」「このビデオは教育的、ドキュメンタリー目的です。このチャンネルは人々が生活やライフスタイルを改善するために健康や体について教育するものです」と表示されています。全裸ヨガのムービーは「教育的コンテンツ」であることからガイドラインの免責事項に該当するとYouTubeはみなしているわけです。
ただし、実際にアップロードされているムービーの多くはオリジナルコンテンツではなく、Pornhubのようなアダルトサイトで公開された動画を再アップロードしたものだとみられています。
なお、全裸ヨガ自体は新しいものではなく、「自分の体の隅々まで確認できて自己愛が増す」として、多くの人が取り入れています。
美女が全裸でヨガの動きを理解しやすいように見本を見せる「Yoga Undressed」シリーズ - GIGAZINE
実際にアメリカには全裸でヨガを行うスタジオがあり、YouTubeチャンネルの中に教育目的のものが含まれることも事実ですが、新たに開設されたチャンネルのほとんどは「本物のヨガインストラクター」が行うものではないとのことです。
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