試食

原材料が100%「豆」の「ゼンブヌードル」はパスタなのか何なのか実際に食べて確かめてみた


ミツカンの植物性食品ブランドZENB(ゼンブ)に2020年9月30日から黄えんどう豆100%の新しい主食「ZENB NOODLE」(ゼンブヌードル)が登場しています。麺なのに原材料が豆のみで、1食あたりのタンパク質が15g、糖質が40gと、食事の栄養が気になる人にとって新しい選択肢となりそうだったので、一体どんな食べ物なのか実際に食べて確かめてみました。

新主食 豆ヌードル ZENB NOODLE|ZENB(ゼンブ)公式通販
https://zenb.jp/pages/noodle

ゼンブヌードルが到着したので開封。


今回はパスタとソース2種のセットをゲットしました。ソースは「きのこのベジクリームソース」と「ミニトマトの濃厚ソース」の2種類。


これがゼンブヌードル。1袋4食入りです。


原材料名を見てみると、本当に「黄えんどう豆」のみ。


カロリーは1食80gあたり262kcalで、タンパク質が15.8g、脂質が1.5g、糖質が40.2gです。日本食品標準成分表によると、通常はパスタ80gあたり302kcalで、タンパク質が10.2g、脂質が1.76g、糖質は57gとなっており、糖質が少なくタンパク質が多く含まれていることがわかります。


乾麺のゼンブヌードル(上)を、市販の小麦粉を使ったパスタ(下)と比較するとこんな感じ。色はかなり濃い目です。


麺は少し細いぐらい。


ゼンブヌードルは1食分あたり600mlのお湯で6分ゆでればOK。一般的なパスタよりもゆで時間が短いのはうれしいところです。パスタソースも2~3分ゆでればOKとのことなので、パスタの隣で加熱していきます。


6分たったところでゼンブヌードルを味見してみます。見た目は完全にパスタなのですが、ゆでている時の香りは完全に「そら豆」。食べてみると食感はコシがありアルデンテのパスタに近いのですが、味はしっかり豆の風味だという、不思議な仕上がり。しかし豆の風味は嫌な印象ではなく、そのまま食べても「おいしい!」という声が。


麺をお皿にあげて……


ミニトマトの濃厚ソースをかけてみます。


ミニトマトのソースはシンプルにトマト・塩・香味野菜ソテー・ガーリックで味つけられており、ミニトマトの甘さと塩気がいいバランス。ソースをかけると完全にアルデンテのパスタで、後味に少し豆が香りますが、言われなければ「そういうトマトソースなのかな」と思うくらいです。市販の低糖質麺に含まれる糖質は乾麺80gあたり24gほどなので、それに比べると糖質は多いのですが、健康を意識した麺類にありがちなモソッとした食感や味・においの違和感がなく、味の面での満足度は高め。「パスタ+市販のソースではタンパク質が少なく炭水化物ばかりになってしまう……」と気になる人にはかなりオススメです。


きのこのベジクリームソースもかけていきます。


きのこの主張がかなり強いのと、まろやかなクリーム系ソースというのがあり、ミニトマトのソースをかけたよりもさらに豆の存在感が薄くなっており、完全にただのパスタ。また原材料が豆のためか、小麦粉のパスタよりものびにくいので、時間がたってもコシのあるできたての食感が保たれるのもいいところです。


きのこのベジクリームソースは実は乳製品を使っておらず、アーモンドパウダーやカシューナッツ、みそなどでクリームを作り出していましたが、何も言われずに食べれば気づかないほど完成度は高めです。


……と、パスタと比較してきたゼンブヌードルですが、実は「パスタ」を名乗っておらず、「米・パスタ・うどん・中華麺などと置き換え可能なヌードル」という位置付けです。付属のパンフレットにはシンプルな「卵かけヌードル」としての食べ方ものっていたので、試してみました。


ゼンブヌードルをゆでて……


生卵としょうゆでシンプルにいただきます。


味付けがシンプルなぶん、パスタソースとあえた時よりも豆の風味が前面に出ています……が、ゆでた空豆やエンドウ豆のような風味なので、卵やしょうゆともよく合い、パスタでもうどんでもない新しい麺としておいしく食べられました。豆の香りが気になる人であれば市販のパスタソースと合わせて食べるのがよさげです。


ゼンブヌードルは4食分1袋が税込792円で、ゼンブヌードル1袋とソース2袋のセットが税込1388円。なお、10月30日17時59分までの期間限定で送料無料となっています。

全商品一覧|ZENB(ゼンブ)公式通販
https://zenb.jp/collections/all

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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