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Twitterが誤情報を根絶するための新機能「Birdwatch」の開発に取り組んでいる


Twitterが「Birdwatch」という新機能の開発に取り組んでいると報じられています。Birdwatchは開発段階にある機能でリリース日時は記事作成時点では不明ですが、宣伝や誤情報といったユーザーに害を及ぼす可能性のあるツイートを根絶するのに役立つツールとなるそうです。

Twitter’s ‘Birdwatch’ looks like a new attempt to root out propaganda and misinformation - The Verge
https://www.theverge.com/2020/10/4/21500687/twitter-birdwatch-misinfo-tool-propaganda

Birdwatchの存在を最初に報告したのは、テクノロジー研究者のJane Manchun Wongさん。Wongさんは2020年8月に、「Twitterは同サービス上で拡散される誤情報を監視するためのモデレートツールの開発に取り組んでいます。モデレーターはツイートにフラグを立て、誤解を招くかどうかについて投票し、ツイートについてメモを残すことができます」とツイート。Wongさんのツイートに貼り付けられているスクリーンショットが開発段階にあるモデレートツールの画面で、実際にメモ書きを加えると以下のようになるわけです。なお、Twitterは開発段階にある機能を一部のユーザーに先行して試用させるケースがあり、Wongさんはこれを発見したものと思われます。


さらに2020年9月下旬、ソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarraさんが、開発段階にある「Birdwatch」という名前の新機能を発見しています。


Navarraさんが発見した時点ではBirdwatchのメモ画面にはアクセスできなくなっていた模様。メモ画面の存在などから、BirdwatchはWongさんが発見したモデレートツールの名称なのではないかと推測されています。


さらに、2020年10月3日にWongさんはBirdwatchに関する情報を更新。WongさんはBirdwatchを「クラウドソーシングによる誤報対策ツール」と評しており、ユーザーがフォーム画面にチェックを入れる形で使用するツールになるとしています。なお、ユーザーがフォーム画面に回答することで、報告されたツイートが「実際どの程度悪質なものなのか?」の度合いを測ることができるように設計されている模様。


WongさんがBirdwatchの詳細を伝えたツイートに対して、Twitterでプロダクト開発チームのリーダーを務めるKayvon Beykpourさんが、「Birdwatchに関する我々の計画について、もうすぐ共有できることに興奮しています」と返信しており、Birdwatchの正式リリースが間もなくであることを明かしています。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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