【訃報】アベンジャーズのブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンさん死去

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でブラックパンサーことティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンさんが、2020年8月28日(金)に大腸がんで亡くなりました。43歳でした。

Chadwick Boseman, 'Black Panther' star, has died - CNN
https://edition.cnn.com/2020/08/28/entertainment/chadwick-boseman-dies/index.html

'Black Panther' Star Chadwick Boseman Dies Of Cancer At Age 43 : NPR
https://www.npr.org/2020/08/28/907341857/black-panther-star-chadwick-boseman-dies-of-cancer-at-age-43

ボーズマンさんの公式Twitterアカウントが日本時間の2020年8月29日11時11分に更新され、同氏の逝去を伝えました。ツイートでは「チャドウィック・ボーズマンの逝去を『計り知れない悲しみ』と共にお伝えします。チャドウィックは2016年にステージ3の大腸がんと診断され、ステージ4に進行しながら、この4年間闘病生活を続けてきました。真のファイターであるチャドウィックは、あらゆることに耐え忍びながら、あなたが方の愛する多くの映画をもたらしてきました。マーシャル 法廷を変えた男やDa 5 Bloods、オーガスト・ウィルソン脚本のMa Rainey's Black Bottomなど、数えきれないほどの映画に携わっており、これらはどれも数えきれないほどの手術と化学療法を受けながら撮影された作品です。さらに、ブラックパンサーのティ・チャラを演じたことは彼のキャリアにとって最高の名誉でした。チャドウィックは自宅で妻と家族に見守られながら逝きました。チャドウィックの家族は皆さまからの愛と祈りに深く感謝しており、引き続きこの難しい時間にリスペクトとプライバシーを持って接していただければと思います」と記されています。

ボーズマンさんを一躍時の人としたのは、2018年に公開されたMCU作品のひとつである「ブラックパンサー」です。ボーズマンさんが演じたブラックパンサーは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でMCUに初登場。2018年にはMCU生誕10周年作品としてヒーロー名を冠した映画「ブラックパンサー」が公開され、同作は2019年の第91回アカデミー賞においてスーパーヒーロー映画として初の作品賞にノミネートされた作品というだけでなく、全世界累計興行収入が13億4691万3161ドル(約1420億円)と大ヒットを記録しました。ボーズマンさんがブラックパンサーを演じることが発表されたのは2014年10月のことで、ステージ3の大腸がんと診断されたのが2016年、そして映画の撮影がスタートしたのが2017年1月21日なので、ブラックパンサーは闘病生活を続けながらの撮影であったことがわかります。

「ブラックパンサー」MovieNEX 予告編 - YouTube


ボーズマン氏の訃報を受け、MCUでハルクことブルース・バナーを演じる俳優のマーク・ラファロさんはTwitterを更新し、「2020年の悲劇はチャドウィック・ボーズマンの逝去でより深いものとなってしまったとしか言いようがありません。チャドウィックは驚くべき才能を持った人物です。兄弟よ、君は永遠に偉大な人物であり、君の偉業は始まったばかりだったのに。安らかに、陛下」とツイートしています。

MCUでマイティ・ソーを演じるクリス・ヘムズワースさんは自身のInstagramを更新し、「君がいなくて寂しいよ。絶対に心が痛む。これまで会った中で最も親切で純真なひとりだった。家族全員に愛とサポートを送ります」と投稿。

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Gonna miss you mate. Absolutely heartbreaking. One of the kindest most genuine people I’ve met. Sending love and support to all the family xo RIP @chadwickboseman

Chris Hemsworth(@chrishemsworth)がシェアした投稿 - 2020年 8月月28日午後8時40分PDT

MCUでキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスさんは自身のTwitterに、「本当に打ちのめされています。心が痛みます。チャドウィックは特別で、真のオリジナルでした。彼は深く、献身的で、常に好奇心旺盛なアーティストでした。彼にはまだまだ多くの素晴らしい作品が残されていました。我々の友情に限りなく感謝しています。どうか安らかに眠ってください、陛下」と追悼コメントを投稿しています。

MCUでスター・ロードを演じるクリス・プラットさんは自身のInstagram上で、「私の祈りはチャドウィックの家族と愛する人たちに捧げます。世界は彼の素晴らしい才能を失ってしまうでしょう。彼の魂に神のご冥福を」と投稿。

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My prayers go out to Chadwick’s family and loved ones. The world will miss his tremendous talent. God rest his soul. #wakandaforever

chris pratt(@prattprattpratt)がシェアした投稿 - 2020年 8月月28日午後8時25分PDT

MCUでS.H.I.E.L.D.のエージェントであるニック・フューリーを演じたサミュエル・L・ジャクソンさんは、Twitter上で「チャドウィック・ボーズマンが私たちに与えてくれたすべてのものにありがとうと言いたい。私たちはそれを必要としていたし、常にそれを大切にするでしょう！非常に才能があり、さまざまなものを与えてくれるアーティストでもあり、私の兄弟でもありました。皆に惜しまれることでしょう。どうか安らかに」とツイート。

ディズニーのボブ・アイガー会長は「我々は皆、チャドウィックの悲劇的な逝去に打ちひしがれています。彼は並外れた才能を持っており、私がこれまで出会った人の中で最も優しく寛容な人物でした。チャドウィックはMCUにとって画期的な役であったブラックパンサーに、強さと尊厳、深さをもたらし、これまでの固定観念を打ち砕き、世界中の何百万人もの人々が待ち望むヒーローとなり、私たち全員に大きな夢を与え、現状以上のものを要求するように鼓舞してくれました。私たちは彼がそうであったこと、そして彼がそうなるように運命づけられていたことすべてを追悼します」とツイートしています。