iPhone 12 Pro Maxのディスプレイは120Hzの高リフレッシュレートに対応か
新型コロナウイルスの影響で例年よりも発売時期が遅れることとなった新型iPhoneのハイエンドモデルという位置づけとなるiPhone 12 Pro Maxでは、ディスプレイが120Hzの高リフレッシュレートに対応する可能性が報じられています。
Rumors: Images claim to show iPhone 12 Pro Max camera features, 120hz display settings, notch size - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2020/08/25/iphone-12-pro-motion-camera-features-more/
テクノロジーアナリストであるJon Prosserさんが、独自に入手したiPhone 12 Pro Maxの製品検証テスト(PVT)モデルで撮影したというスクリーンショットの一部を公開しています。
Camera and display settings for current PVT model of 6.7” iPhone 12 Pro Max
— Jon Prosser (@jon_prosser) August 25, 2020
Want video too? pic.twitter.com/fnJk2LELgv
Prosserさんが共有したスクリーンショットの1枚が以下で、ディスプレイに関する設定画面を撮影したもの。高リフレッシュレートに関するオプションを有効にしたり、アダプティブリフレッシュレートに関するオプションを有効にすることが可能。設定画面では詳細な数字は記されていないものの、1つ目のオプションで120Hzのリフレッシュレートを有効にすることが可能で、2つ目のオプションであるアダプティブリフレッシュレートを有効にすることで、ディスプレイ上に表示されるコンテンツに応じてリフレッシュレートを120Hzと60Hzの間で自動で調整することができるようになる模様。
以下のスクリーンショットはカメラの設定画面。iPhone 12 Pro MaxではiPad Proと同じようにLiDARスキャナーを搭載しているようで、画質を向上させることができる模様。ムービー撮影時と夜間撮影に特化した「ナイトモード」での写真撮影時に、LiDARを用いたオートフォーカスや被写体検出を行うことができるようになるオプションも存在することがわかります。他にも、ムービー撮影のオプションには120fpsおよび240fpsで4Kムービーを撮影するオプションや、より高度なノイズ軽減、拡張ナイトモードといったオプションも見受けられます。
なお、Apple関連メディアは「これらのスクリーンショットはiPhone 12 Pro MaxのPVTモデルで撮影したものであると言うことを覚えておくべきです。つまり、AppleはiPhone 12 Pro Maxの正式版をリリースする前に、一部の機能を破棄する可能性もあるということです。さらに、スクリーンショットはすべてのiPhone 12シリーズがこられの機能を備えているわけではない可能性を示しています」と記しています。
また、iPhone 12 ProのPVTモデルでもリフレッシュレートが120Hzに対応したものと対応していないものの両方が存在しているとされているため、iPhone 12 Proのディスプレイが120Hzに対応するか否かは論争の的となっているとのこと。
さらに、EverythingAppleProというTwitterアカウントはiPhone 12 Pro MaxのPVTモデルの実機写真を公開しており、ディスプレイ上部にある切り欠き(ノッチ)部分の写真を共有しています。なお、ノッチ部分のサイズはiPhone 11 Pro Maxから変わらず。
Actual iPhone 12 Pro Max (PVT) notch shot with 120Hz settings. Same notch size, slightly more room for 'AM/PM' badge because of 6.7-in screen, battery icon is a bit different. Thanks to @MaxWinebach pic.twitter.com/Hq7yBNnXUV
— EverythingApplePro (@EveryApplePro) August 25, 2020
EverythingAppleProが投稿した写真の中で見受けられる既存のiPhoneとの違いは、ノッチ左の時計部分に「AM」と表示されている点です。EverythingAppleProは「AM」と表記できるようになったのは、6.7インチの大型ディスプレイに進化した影響であると主張しています。
なお、9to5Macは「興味深いのはProsserさんが共有したスクリーンショットではステータスバー部分に『AM』や『PM』といった表示がない点です」と記しています。
・関連記事
iPhoneが「メキシコ製」になる可能性が浮上、中国との貿易戦争により - GIGAZINE
Appleが2020年第3四半期の業績を発表、新型iPhoneの発売が遅れることも明らかに - GIGAZINE
「iPhone 12」の金型&CADが流出、iPad Proのような直線的なデザインを採用か - GIGAZINE
なぜiPhoneは新しいモデルが出るたびにサイズが大きくなっていくのか? - GIGAZINE
・関連コンテンツ