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山道も雪の中もガンガン走破可能なアウトドア向けスーパー車椅子「Not A Wheel Chair」


足が不自由な人にとって欠かせない車椅子を、単なる移動手段ではなく、海や砂浜、山登りを積極的に楽しむためのアウトドアモビリティに進化させた「Not A Wheel Chair」が登場しています。車椅子でありながら「車椅子にあらず」と名乗るNot A Wheel Chairが一体どんな車椅子なのかを、スマートフォンやデジタルガジェットをレビューするYouTubeチャンネル・JerryRigEverythingが紹介しています。

This is 'Not a Wheelchair' - Introducing The Rig - YouTube


左の男性がYouTuberのザック・ネルソンさん。右にいる女性はネルソンさんのガールフレンドであるキャンベルさんです。


そして、キャンベルさんが乗っているのが「Not A Wheel Chair」です。


バッテリーを2本積んでいる場合、走行可能距離はおよそ40~55kmだとのこと。トルクはかなりのもので、キャンベルさんが操作するNot A Wheel Chairにネルソンさんが乗ってもすいすいと動きます。


通常であれば車椅子でハイキングはかなり困難ですが、ネルソンさんが歩く後ろをついていくように、キャンベルさんの操作するNot A Wheel Chairがぼこぼこの山道を難なく進んでいます。


Not A Wheel Chairはアルミフレームでできているので軽く、特別な器具や装置を使わなくても、成人男性1人で持ち上げてピックアップトラックに積載することもできます。


秋になり、再びハイキングに来た2人。


ハイキングコースをNot A Wheel Chairで走るキャンベルさん。その後ろにネルソンさんも乗り込みます。


途中、林の中を突っ切る山道も、Not A Wheel Chairであれば難なく進むことができました。


冬になり、雪が積もった道も、オフロードタイヤを履いたNot A Wheel Chairであればずんずん進んでいくことができます。


ともすればタイヤを砂にとられてしまう砂浜も……


大きな岩がゴロゴロと転がっている湖岸も進むことができます。


構造は非常にシンプル。モーターとチェーンで後輪シャフトを回しています。


デフォルトではバッテリーは1本ですが、2本に増やすことも可能。タイヤにはサスペンションが取り付けられています。


タイヤは、デフォルトだとストリートタイプですが、オプションでオフロードタイヤに変えることができます。ブレーキはディスクブレーキ。


Not A Wheel Chairは一般的な電動車椅子よりも足回りがしっかりしているので、ゴツゴツした岩肌をくだったり……


ごつごつした上り坂も走破可能。


Not A Wheel Chairから下りるときは……


方向転換用のハンドルと前輪のリンクを外します。特に器具は必要なく、ネルソンさんがぐっと引っ張ると簡単に外すことができました。


リンクを外したら、ハンドルを後ろに倒して……


そのまま横付けした車椅子に乗り換えます。


「ほら、簡単でしょ」


Not A Wheel Chairはデフォルトで4750ドル(約51万円)、オフロードタイヤとバッテリー2本のオプションをつけた場合は5450ドル(約59万円)で購入可能。ただし、発送はアメリカ国内のみとなっています。

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in 乗り物,   動画, Posted by log1i_yk

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