GoogleマップやGoogle検索からレストランのオンライン予約や見積もりが直接できる新機能が登場
現地時間2020年5月27日、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに苦しむ中小企業の支援を目的として、Googleが、GoogleマップやGoogle検索に表示される「ビジネスプロフィール」からオンライン予約やオンライン見積もりができるようになる新機能を追加しました。
Google’s new tools help businesses during COVID-19
https://www.blog.google/outreach-initiatives/small-business/new-tools-help-businesses-during-covid-19/
Googleが新たに追加した新機能は、GoogleマップやGooge検索に表示される「ビジネスプロフィール」にオンライン講座やオンライン予約、オンライン見積もりの「属性」を追加できるというもの。以下の例では、「オンライン予約」の属性を追加したヨガフィットネスクラブのビジネスプロフィールの詳細欄に、オンライン講座を予約する「BOOK ONLINE(オンラインで予約)」というボタンが追加されていることがわかります。
この新機能を使って受け付けた予約は、GoogleカレンダーやBooksy、WellnessLiving、Zootyなどのビジネス向け予定管理ソフトウェア・サービスとの連携が可能とのことです。
さらに、「企業への寄付」という属性も新たに追加可能。以下のように、ビジネスプロフィールに「Buy gift card(ギフトカードを購入)」「Donate(寄付)」という属性が追加されます。「企業への寄付」は、イタリア、スペイン、そして日本などの18カ国で利用でき、支払いはPayPalかオンラインクラウドファンディングプラットフォームのGoFundMeで行えます。
また、デリバリーやテイクアウトの需要の急増に応えるため、ビジネスプロフィールから「テイクアウト」や「配達」を依頼することも可能になったとのこと。加えて、「カーブサイドピックアップ(オンラインで注文した商品を店舗の専用駐車場で受け取るというサービス)」や「非接触式配達」など、それぞれのレストランが提供するサービスもビジネスプロフィールからチェックできます。
Googleが中小企業支援企業Connected Commerce Councilと共同で行った調査によると、「COVID-19パンデミックにおいて、デジタルツールがなかったならば事業を閉鎖・縮小しなければならなかった」と回答したアメリカの中小企業は31%に達したとのこと。こういった理由から、Googleは「中小企業のビジネスを支援するために新機能を追加した」と説明。COVID-19の感染リスクを減らすことができるオンライン講座・デリバリーサービスなどをテクノロジーの側面から支援するという姿勢を強調しています。
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