Apple Musicのウェブブラウザ版が正式リリース、ブラウザからも音楽聴き放題に
Appleが提供する音楽ストリーミングサービスの「Apple Music」は、6000万曲もの楽曲を広告なしでストリーミング再生できるというサービスです。これまではiOSの「ミュージック」アプリやAndroid版の「Apple Music」アプリから同サービスを利用可能だったのですが、ついにウェブブラウザ版のApple Musicが正式リリースされることとなり、PCのブラウザ上から音楽が聴き放題となっています。
Apple Music's web browser-based player launches
https://appleinsider.com/articles/20/04/16/apple-musics-web-browser-based-player-launches
Apple Musicのウェブブラウザ版は2019年9月にベータ版がリリースされていましたが、このブラウザ版Apple Music上から「beta(ベータ)」の文字がなくなり、現地時間の2020年4月16日から正式版としてサービススタートしたことが明らかになっています。
Apple Music
https://music.apple.com/jp/browse
UIは基本的にアプリ版のApple Musicと似ており、画面左端に検索ボックスとユーザーにオススメの曲を表示する「For You」、Appleオススメの楽曲やコンテンツが並ぶ「見つける」、ラジオコンテンツがまとめられた「Radio」という3つのタブがまとめられています。Apple IDでサインインしていない場合は、「見つける」タブが表示された状態がデフォルトのようです。また、左端のメニュー下部には「iTunesで開く」というボタンも用意されており、ブラウザ版のApple MusicからいつでもiTunesを開けるようになっています。
Apple Musicユーザーがサインインすると、以下のように画面左端に「最近追加した項目」「アーティスト」「アルバム」「曲」といったタブと、自身が作成したプレイリストが表示され、画面中央には最近再生した曲やオススメの曲などが表示されます。なお、基本的な操作方法などはアプリ版と同様で、新しく曲をライブラリに追加したり、オプションから曲に対して「ラブ」や「これに似たものをすすめない」といった評価をすることも可能です。
なお、初めてブラウザ版のApple MusicにアクセスしたユーザーにはApple Musicの無料試用が勧められます。
Appleは音楽ストリーミングサービスのSpotifyとApple Musicで競合しており、アプリのみでスタートしたApple Musicのブラウザ版をリリースし、機能を拡張しています。なお、AppleはiOS 13.4.5でApple Musicの楽曲をInstagramのストーリーズに投稿できるようにアップデートする予定で、音楽ストリーミングサービスとしての機能を拡張し続けています。
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