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無料かつ安全に端末の位置情報を保存して新型コロナウイルスに備えられるスマホアプリ「Private Kit」が登場


新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるべく、イスラエル政府は「対テロリスト用の携帯電話追跡システム」を国民に対して使用することを発表しています。位置情報を追跡することは新型コロナウイルスの感染経路を特定することに大いに役立ちますが、政府や企業が自分の知らないところで位置情報を追跡することに抵抗感を抱くという人も多いはず。そこで、スマートフォンのGPS情報を安全に追跡し、プライバシー優先で記録するというアプリ「Private Kit」を、マサチューセッツ工科大学(MIT)が主導する産官学の連携プロジェクトがリリースしています。オープンソースで開発された同アプリは、無料かつ複雑な設定などが不要で、スマートフォン本体にのみGPS情報を保管するのでプライバシーが侵害されるおそれもなく、安全に位置情報を記録することが可能です。

Private Kit - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=edu.mit.privatekit

「Private Kit」をApp Storeで
https://apps.apple.com/gb/app/private-kit-prototype/id1501903733

Private KitはAndroidおよびiOSアプリがリリースされていますが、今回はAndroid版を使用してみます。まずはGoogle Playにアクセスして「インストール」をタップ。


インストールが完了したら「開く」をタップします。


「NEXT」をタップします。


Private Kitが追跡した情報のデータ容量は100KB以下と非常に軽量になることや、許可なくデータが流出することはないことなどが書かれています。次に進むには「NEXT」をタップ。


パンデミックの追跡や、交通状況の確認などが目的のアプリだとの説明が書かれています。「START」をタップしてアプリの使用を開始します。


これが「Private Kit」の画面です。右上のメニューボタンをタップしてもライセンス情報しかないため、実質的に「追跡機能のオン/オフとデータの入出力」しか機能がない非常にシンプルなつくりになっています。


さっそく「START LOGGING」をタップして追跡機能を有効にしてみます。


「常に許可」をタップします。


これで追跡が開始されました。「STOP LOGGING」をタップすると追跡機能を切ることができます。


「Import」をタップすると……


Googleのログイン画面が出るので、ログインします。


Googleアカウントを介して、自動的にロケーション履歴を取得できるとのことですが、記事作成時点ではAndroid版・iOS版ともにうまく連携できませんでした。このアプリはまだプロトタイプなので、今後のアップデートで改善されることに期待したいところです。


「Export」をタップします。


「SHARE」をタップすると、追跡データが含まれた圧縮ファイルを出力することができます。これは、もし検査で新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった場合に、これまでの行動を保健当局に報告する際などに使用することが想定されている機能です。


「news」をタップすると……


アプリの更新情報などをチェックできます。


「Private Kit」は記事作成時点では日本語には対応していませんが、今後短期間でサービス対象地域が拡大される予定だとのことです。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1l_ks

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