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中国の大気汚染が激減、新型コロナウイルスの閉鎖措置の影響だと専門家


新型コロナウイルスが流行してから、中国の大気汚染が減ってきていることを、NASAと欧州宇宙機関(ESA)の人工衛星が捉えた画像が明らかにしました。

Airborne Nitrogen Dioxide Plummets Over China
https://www.earthobservatory.nasa.gov/images/146362/airborne-nitrogen-dioxide-plummets-over-china

NASA images show a decrease in China's pollution related to coronavirus - CNN
https://edition.cnn.com/2020/03/01/world/nasa-china-pollution-coronavirus-trnd-scn/index.html

世界中で流行している新型コロナウイルスの影響で、多くの工場が閉鎖する事態となっています。このような新型コロナウイルスに関する最初の封鎖措置は、中国当局によって取られました。2020年1月23日に武漢を出入りする交通機関や地元企業が閉鎖されたことで、多くの人々の生活が影響を受けました。

NASAとESAの人工衛星が捉えた画像から、封鎖措置が行われる前である1月1~20日までに観測された中国の二酸化窒素レベルが、2月10~25日は激減していることがわかります。以下の衛星画像は、左側が2020年1月1~20日まで、右が2月10~25日までの大気汚染を示しています。白に近いほど二酸化窒素が低く、赤に近いほど二酸化窒素が高いことを意味します。


今回観測された二酸化窒素の減少は、旧正月の祝賀とも期間が一致しますが、過去の観測では旧正月中に二酸化窒素はわずかに減少するものの祝賀が終わると増加することが示されてきました。研究者は、旧正月の影響も含むと考えているものの、この減少は旧正月や天候の影響以上の変動であるとみています。

研究者によると、大気汚染の減少は、まず最初に新型コロナウイルスの流行が始まった武漢でみられたとのこと。以下は武漢周辺の汚染を示す画像で、上段左から2019年1~20日、2019年1月28~2月9日、2月10~25日。下段左から2020年1~20日、2019年1月28~2月9日、2月10~25日となっています。2019年は旧正月が終わると汚染が増加していますが、2020年に増加はみられません。なお、中国政府による新しい環境規制により、2020年の全体的な値は2019年よりも低いものとなっています。


二酸化窒素は自動車や発電所、産業施設から排出されるもので、せき、ぜん息、呼吸困難などを引き起こすと考えられています。

「特定の出来事により、こんなににも劇的な減少が広範囲でみられれたのは、これが初めてです」とNASAゴダード宇宙飛行センターのFei Liu氏はコメントしています。

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in メモ, Posted by logq_fa

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