サイエンス

2017年は「観測史上最も暖かかった年」のトップクラスに入ることが確実に


NASAとNOAA(アメリカ海洋大気庁)がそれぞれ行っている地球全体の気象観測結果から、2017年は観測史上で最も平均気温が高かった年の一つに含まれることが確実となりました。

2017 will rank among Earth's top 5 warmest years
http://mashable.com/2017/12/19/top-5-hottest-years-global-warming-nasa-noaa/#1IYJOTaWYmqP

NASAのゴダード宇宙科学研究所(GISS)が発表する気象変動予測「GISTEMP」(GISS Surface Temperature Analysis)によると、2017年は観測史上で2番目に暖かい一年になることがほぼ確実視されています。ゴダード宇宙科学研究所を率いる気象科学者のギャビン・シュミット氏は以下の画像をツイートしており、2017年の平均気温は2016年に次いで2番目に高い水準になりそうであることを明らかにしています。


グラフの右端には、2017年の平均気温データが落ち着くであろう領域が黄緑色の線で表示されています。これまでは2015年の平均気温が2番目に高いものとなっていましたが、2017年のデータはこれを98%の確立で上回ることが予測されています。


また、NOAAが公表したデータでも2017年が最も暖かい一年のひとつだったことが明らかにされています。1880年以降の地表と海洋の両方の温度偏差を示す以下のグラフでは、2017年の値が観測史上で3番目に高いものになることがわかります。


両データで示されているとおり、観測史上最も暖かかった年は2016年であることがわかっているのですが、この年は太平洋の一部の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が発生していました。エルニーニョ現象と地球の気候との直接のつながりはまだ解明されていませんが、その2つには強い関連があることが明らかとなっています。

しかし、2017年はエルニーニョ現象が発生していないにもかかわらず、例年と比べて気温が高くなっているという点が普段とは異なっています。

NOAAのデータによると、平均気温が前年を下回った年は1985年が最後。つまり、ここ32年は一貫して平均気温が上昇するという強いトレンドにあることがわかっています。そしてその影響は、南極のラーセンC棚氷に分離などの現象に現れているといわれ、将来的には地球温暖化によって疫病が発生する地域が拡大するとも考えられています。

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in サイエンス,   動画, Posted by darkhorse_log

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