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漢文風プログラミング言語「文言」を読み解いてみた


プログラミング言語というものは、英語や数字の羅列で書かれていることがほとんどで、知識が無ければ何が書いてあるのかさっぱり分かりません。漢文風プログラミング言語「文言」は、古代中国で用いられていた文語体でプログラムが書けるというちょっと変わったプログラミング言語です。

wenyan-lang.lingdong.works/
http://wenyan-lang.lingdong.works/

文言にはオンラインエディタが用意されており、以下のURLから簡単なコードを書いて実行することが可能です。

wenyan-lang.lingdong.works/ide.html
http://wenyan-lang.lingdong.works/ide.html

オンラインエディタにはいくつかサンプルコードが用意されています。試しに、プログラミング言語の入門書でよく用いられる「Hello, World」のようなテキストを出力するコードを確認してみます。まずはプルダウンを選択。


「helloworld」を選択すると……


「Hello, World」ではなく「問天地好在。」というテキストを出力するコードが表示されました。プログラミング言語というのは半角の数字や英語の羅列であるイメージが強いので、全角の漢字が並ぶ文言はとてもプログラミング言語には見えません。「レ点」のようなものはありませんが、漢字の意味からなんとなくコードの内容が伝わってきます。


文言はコンパイラによりJavaScriptのコードへコンパイルされます。上記のコードをJavaScriptにすると以下の画像のようになりました。


サンプルコードは内容を編集することができるので、「GIGAZINE」と出力するコードに変更してみました。コードを実行する場合は「Run」をクリック。


結果が出力されました。


また、並び替えのアルゴリズムの一種であるクイックソートを文言で書いたプログラム例など、ちょっと複雑なサンプルコードも用意されていました。例えば、以下は「充「己」以五。以三。以二十。以八。以三十五。以七百。」、つまり5・3・20・8・35・700という数字を小さい順に並べ替えるプログラムとなっています。


JavaScriptに変換するとこんな感じ。


出力結果も小さい順に並び替えられています。


文言の文法は公式サイトにアクセスし、「REFERENCE」をクリックすると確認できます。


以下は変数の宣言にあたるもので、たとえば、「吾有一數。曰三。名之曰「甲」。」というのは「変数を1つ宣言します。数字の3を代入します。甲という名前の変数を作ります」というような意味になります。右に書かれているJavaScriptのコードと比べるとかなり長文ですが、日本語プログラミング言語「なでしこ」のように文章的な表現になっているため、プログラミングになじみがなくてもコードの意味は伝わってきます。


「文言でがっつりプログラムを書いてみたい!」という猛者のために、Githubから文言をダウンロードすることもできます。Visual Studio Code用の拡張機能や、書いたコードを原稿用紙に出力するプログラムも用意されていました。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ウェブアプリ, Posted by log1m_mn

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