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2名を殺害したテロリストを「イッカクの牙と消火器」で撃退した市民が勇敢すぎると話題に


2019年11月29日13時58分(標準時)にイギリスのロンドンで2名が死亡したテロが発生。容疑者は現場に駆けつけた一般人により取り押さえられました。この際、大型ナイフ2本で武装したテロリストに対し「イッカクの牙と消火器」で立ち向かった一般人の姿に称賛が集まっています。

Knife attacker shot dead on London Bridge was known to police, security sources reveal | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7740295/Knife-attacker-shot-dead-London-Bridge-known-police-security-sources-reveal.html

‘Hero’ Who Ended Usman Khan’s Terror Rampage Was Convicted Killer
https://www.thedailybeast.com/hero-who-ended-usman-khans-terror-rampage-was-convicted-killer

Hero Uses Narwhal Tusk To Defend Against London Terrorist Attack | The Daily Wire
https://www.dailywire.com/news/hero-uses-narwhal-tusk-to-defend-against-london-terrorist-attack

2019年11月29日の昼頃、イギリスの首都ロンドンの中心部にあるロンドン橋付近で刃物による殺人事件が発生しました。犯人は28歳のパキスタン人のウスマン・カーンで、現場付近の施設で犯罪者更生プログラム「Learning Together」を開催していたJack Merritt氏とSaskia Jones氏を殺害し現場から逃走。その後、ロンドン橋を通過中に、現場に居合わせた市民により取り押さえられました。この事件では多くの一般人が犯人の確保に尽力しましたが、中でも犯人の取り押さえに直接的に関与した6人は「ヒーロー」と呼ばれ、称賛が集まっています。

その際の様子を収めたのが以下のムービーです。


ムービーには、長い棒を持って男をけん制している男性や……


消火器を噴射している男性の姿、


徒手空拳の男性が男につかみかかって押し倒している様子が映っています。


このムービーで、犯人を取り押さえるのに使用されたの棒状の武器は、イッカクという海棲哺乳類の牙で、現場付近の海鮮レストランに飾られていたものだとのこと。そして、イッカクの牙を持って犯人に駆け寄っているのが、レストランに勤務していたポーランド人シェフのLukasz氏です。Lukasz氏のフルネームは不明ですが、目撃者の証言によると犯人は両手のナイフをふりかざしてLukasz氏に襲いかかり、「爆弾が自分の体にまきつけられている」と脅したとのこと。Lukasz氏は犯人の攻撃により手に切り傷を負いましたが、重傷にはなりませんでした。また、その後の調べで爆弾は偽物だったことも判明しています。


消火器を持っている人や、素手で犯人につかみかかっている人が誰かは特定されていませんが、一部報道によると、Lukasz氏の同僚も消火器を持って現場に駆けつけていたとのこと。また、付近のレストランでキッチンポーターとして働いているMohammed氏という名前の人物が犯人の取り押さえに協力したとも伝えられており、消火器を使用した人か、犯人につかみかかった人のどちらかがMohammed氏である可能性があります。

イギリスの日刊紙The Sunの取材を受けたMohammed氏の上司は、「Mohammed氏が犯人を床に押さえつけました。その時彼は昼の休憩中で、休憩時間が終わったら何も言わずに戻ってきてまた皿洗いを始めましたよ」と話しました。

また、ロンドン橋で観光案内をしていたツアーガイドのスティービー・ハースト氏と、ツアー会社のマネージャーであるトーマス・グレイ氏は犯人から刃物を取り上げるのに一役買いました。事件当時、2人は観光客を乗せた車を運転していましたが、事件に出くわすと車を降りて犯人に飛びかかりました。


ハースト氏はその時のことを「犯人が床にねじ伏せられている時、犯人がまだ手にナイフを持っていることに気づきました。そこで、とにかくナイフを手放させないといけないと思い、犯人の頭を蹴りつけました。現場にいた人はみんな、素晴らしいヒーローですよ」と話しました。一方、ハースト氏の同僚のグレイ氏は「ナイフがテープで手に固定されていたので、犯人の手首を踏みつけて動かないようにしました。それからすぐ警官が駆けつけて、犯人は爆弾を所持しているからと警告してみんなを下がらせました。私はロンドン市民なら誰でもそうすることをやっただけですよ。ヒーローなんかじゃありません」と話したとのことです。

ハースト氏(左)とグレイ氏(右)


さらに、犯人の取り押さえに協力したヒーローの中には、殺人罪で服役中のジェームス・フォードもいます。フォードは2004年4月に知的障害のある21歳の女性を殺害し、最低15年間の服役もしくは終身刑を言い渡されていましたが、事件の日は被害者らが主催するイベントに参加するために、1日だけ仮釈放されていました。フォードは犯人から刃物を奪ってから、通行人が現場に近づかないように静止して、市民が爆発に巻き込まれないよう誘導したとのことです。

そのほか、刑務所内での教育改革を目的としたPrison Reform Trustという団体のメンバーであるマーク・コンウェイ氏も犯人の取り押さえに関与したとされています。コンウェイ氏はグレンドン医療刑務所に収監されたことがある元犯罪者ですが、出所後はPrison Reform Trustのポリシー・オフィサーとして活動しており、その傍らで犯罪学と心理学の学位を取得するための勉強をしているとのことです。

イギリスの女王エリザベス2世はこの事件に関し、「フィリップ王子と私は、愛する人を失い、恐ろしい暴力の影響を受けたすべての人々に、私たちの思い、祈り、そして最も深い同情を送ります。私は警察官や救急サービスの方々、そして自らの命を危険にさらして人を助け、その保護に尽力した勇敢な個人に限りない感謝を表明します」との声明を発表し、ヒーローたちの活躍に報いました。

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in 動画, Posted by log1l_ks

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