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LEGOが世界最大のファンコミュニティ&マーケットプレイスだったBrickLinkを買収

by Vlad Hilitanu

組み立てブロックで知られるLEGO(レゴ)が、LEGOを扱う世界最大のファンコミュニティとマーケットプレイスを展開しているBrickLinkの買収を発表しました。買収金額は非公表で、2019年末には完了する見込み。あくまで、コミュニティとの連携をはかるための施策で、BrickLinkの運営方針を変更する予定はないとのことです。

The LEGO Group acquires BrickLink | Brickset: LEGO set guide and database
https://brickset.com/article/47293/the-lego-group-acquires-bricklink


「BrickLink」は大人のLEGOファンをつなぐ存在として、ダニエル・イェジェク氏が2000年に設立したサイトです。

1977年、共産国家だったチェコスロバキアの首都プラハで生まれたイェジェク氏は、3歳でLEGOと出会い、1989年の「ベルリンの壁崩壊」後はハワイに移住。プログラマーとして働いたのち、2000年にブロック玩具と「eBay」を連想させる名前の「BrickBay」を起業。サイトが成長した2002年に「BrickLink」へ改名しました。

大きく成長した「BrickLink」ですが、イェジェク氏は2010年に33歳で死去。残された「BrickLink」は2013年、韓国最大のゲーム会社・ネクソンの創設者である金正宙(キム・ジュンジュ)氏が率いる投資ファンドNXMH傘下に入りました。

LEGOは、大人のLEGOファンのことも重要視しており、コミュニティとも長年にわたり関係を築いてきましたが、さらなる進化のためにBrickLink買収を決めたとのこと。


なお、グローバルチーフマーケティングオフィサーであるジュリア・ゴールディン氏によれば、BrickLinkはイェジェク氏のビジョンに触発されたスタッフが献身的・情熱的に支えているサイトなので、LEGOとして何らかの手を加えることは考えておらず、引き続きサポートに徹していく予定だとのこと。マーケットプレイスに関しても、取引手数料の変更などもなく、「ファンをより効果的にサポートする」ということを念頭に置いて運営していくつもりであることを明らかにしています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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