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「ヴァンパイアが何日で世界を征服するか?」を計算できるオンラインシミュレーター「Vampire Apocalypse Calculator」

By Svetography

ヴァンパイアの数や攻撃性、さらにはヴァンパイアハンターの存在などを設定して、全世界がヴァンパイア化するのにかかる時間をシミュレートできるオンラインサービス「Vampire Apocalypse Calculator」が登場しました。

Vampire Apocalypse Calculator | Predator - Prey Model - Omni
https://www.omnicalculator.com/other/humans-vs-vampires

実際にVampire Apocalypse Calculatorを使ってみます。公式ページはこんな感じで、左側の列がVampire Apocalypse Calculator本体。右側はVampire Apocalypse Calculatorについての解説やヴァンパイアに関する雑学などが記載されています。


世界の総人口やヴァンパイアの数、吸血されてどれくらいの確率でヴァンパイアになってしまうかなどは個別に数値を設定することも可能ですが、今回はプリセットである「シナリオ」を選びます。シナリオは、吸血鬼ものとして最も有名な作品といえるブラム・ストーカーの「ドラキュラ」や、ゴシックホラーの名手アン・ライスのシリーズ小説「ヴァンパイア・クロニクルズ」などの世界観を選択可能。今回は、「Select a scenario」からブラム・ストーカーの「ドラキュラ」に基づいた「Stoker-King model」を選択して、「ドラキュラがいる世界はどのような運命をたどるのか?」を調べます。


ドラキュラの世界における人類の初期状態は、「Initial population(開始時の人口)」が16億5000万人。「Transformation probability(ヴァンパイアに噛まれたときの変異確率)」は100%。「Annual population growth(年あたりの人口の自然増加率)」は1%、「Smaller population grow faster(人口の自然増加率が加速するかどうか)」は、「no(しない)」となっています。


対するヴァンパイアの勢力はというと、「Initial population(開始時のヴァンパイアの数)」はたったの1体。ブラム・ストーカーのドラキュラの世界観では、ドラキュラ伯爵以外のヴァンパイアは登場しなかったことが忠実に反映されています。「vs. humans(人に対する攻撃性)」はcommon attacks(通常)。「vs. slayers(ヴァンパイアハンターに対する攻撃性)」はno attacks(攻撃しない)となっています。「Smart vamires」は、ヴァンパイアが世界人口の減少に応じて吸血の頻度を下げるようになる設定で、ドラキュラの世界観では、「no(しない)」とされています。


ドラキュラの世界にはヴァンパイアハンターが登場しなかったので、Vampire slayers(ヴァンパイアハンター)の「initial population(開始時のヴァンパイアハンターの数)」は0。「Annual recruitment speed(年ごとにヴァンパイアハンターに就職する人の数)」はno recruitment(ゼロ)、「vs. vampires(ヴァンパイアに対する攻撃頻度)」もno attacks(ヴァンパイアを襲わない)と設定されており、ヴァンパイアハンターという概念がない世界のようです。


以上の設定を元に、Vampire Apocalypse Calculatorは「ヴァンパイアと人類の人口はそれぞれどのように推移するのか?」を計算してくれます。計算結果は表で出力され、「Changes in populations」の項目で表の形式を変更可能。今回は「Time scale(時間の単位)」をmonths(月)に、「Chart scale(グラフの形式)」はLinear(線形軸)に設定しました。


ドラキュラの世界のヴァンパイアの数と人口の推移を計算したグラフが以下。縦軸は数、横軸は開始してからの経過月数を示しています。記事作成時点では、縦軸側の数が見切れてしまっていました。青線のグラフが人口、赤線のグラフがヴァンパイアの数。黄色い線はヴァンパイアハンターの数を示しています。


グラフにマウスカーソルをのせると、詳細を見ることができます。開始時の人口は16億5000万人に対して、ヴァンパイアの数はドラキュラ伯爵だけなので、1体。


1カ月後にはヴァンパイアの数は3体に。


5カ月目にはヴァンパイアの数が1000体近くになります。


「シナリオ」を選んだ場合、グラフの上部には結果についての簡単な解説が書かれています。


解説によると、ターニングポイントとなったのは開始から13カ月が経過したころ。この付近でヴァンパイアの数は倍増したとのこと。


16カ月ほどが経過した時点では人口とヴァンパイアの数が逆転。


以降は消化試合でした。20カ月時点の人口は257万人、ヴァンパイアの数は16億6000万体超。


30.8カ月で人類は滅亡して終了。Vampire Apocalypse Calculatorは「ドラキュラ」シナリオだけではなく、自分でヴァンパイアやヴァンパイアハンターの設定を入力してさまざまな状況をシミュレート可能です。


Vampire Apocalypse Calculatorの作製者は、ポーランドの核物理研究所に勤める物理学者のDominik Czernia氏。Czernia氏はサイエンス系メディアのScienceAlertに対して、本シミュレーターを開発した動機はフィクション上の吸血鬼と人類の共存に関して数学的に分析した(PDFファイル)2013年の論文に触発されたからだと語っており、「このシミュレーターは、私が大好きな『フィクション』と『サイエンス』を融合させたものです。ヴァンパイア・アポカリプスという数学とかけ離れたものにすら数理モデルは適用可能で、微分方程式を使って表現できます」とコメントしました

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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