Samsungが「縦折り型」折りたたみ式スマホのコンセプトを発表

折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」を2019年10月25日(金)に発売したSamungが、2019年10月29日(火)から開催されているSamsung Developer Conference 2019の中で、フィーチャー・フォンでよく見られた縦折り型(クラムシェル)スマートフォンのコンセプトを発表しました。

Samsung unveils new foldable flip phone concept - The Verge
https://www.theverge.com/2019/10/29/20938647/samsung-foldable-phone-compact-concept-device-flip

Samsung shows off foldable flip phone design - CNET
https://www.cnet.com/news/samsung-shows-off-foldable-flip-phone-design/

Samsung Developer Conference 2019で上映されたムービーが以下。

A New Form Factor for Foldable Smartphones - YouTube

Galaxy Foldは横折り型でしたが……

Samsungが発表する新しいコンセプトは、本体の長辺を折りたたむ縦折り型となっています。

縦折り型になることで、スマートフォンがよりコンパクトに。

画面が上下二分割されるので、横折り型よりも効率よく情報を表示できそう。

また、縦折り型にすることで自立可能となり、たとえばムービーをスマートフォンで視聴する際に、何かに立てかけたりする必要がなくなると考えられています。

今回コンセプトが発表された縦折り型スマートフォンは、「Galaxy Foldに続く折りたたみ式スマートフォンとして、正方形に折りたためるコンパクトな縦折り型モデルを開発している」と、2019年9月にブルームバーグが報じていたものとみられます。

Samsungのフレームワーク研究開発グループの責任者であるHyesoon Jeong氏は「私たちが研究しているこの新しいスマートフォンの形は、ポケットに簡単に収まるだけではなく、スマートフォンの使い方を変えます」と語り、スマートフォンのコンパクト化と新しいフォームファクターを生み出すことだと明らかにしました。

今回発表されたものはあくまでもコンセプトであり、デバイスの詳細や発売予定時期についてSamsungは発表していません。また、他に折りたたみ式スマートフォンの発表はなく、不具合によって発売延期したGalaxy Foldの折りたたみ式ディスプレイ技術がどこまで改善されたかも明らかにされていないと、技術系メディアのThe Vergeは指摘しました。