世界一人気のゲームを作り上げたRiot Gamesが制作したオートチェス系ゲーム「チームファイト タクティクス」プレイレビュー
2019年初頭に登場した「Dota Auto Chess」の人気を受け、多くのメーカーがオートチェス系のゲーム開発に参入しました。9000万人のプレイヤーを抱える“世界一人気のゲーム”League of Legendsの開発元・Riot Gamesもその1つで、「社内でDota Auto Chessが流行し、同僚たちと狂ったように遊んでいたので自分たちでも作りました」とインスパイアを公言します。そのRiot製オートチェス系ゲーム「チームファイト タクティクス」はどんなゲームなのか、実際にプレイして確かめてみました。
チームファイト タクティクス | リーグ・オブ・レジェンド
https://jp.leagueoflegends.com/ja/featured/events/teamfight-tactics
どんなゲームなのかは、以下のゲームプレイトレーラーで端的にわかります。
チームファイト タクティクス ゲームプレイトレーラー - YouTube
・目次
◆アカウント登録&インストール
◆プレイ
◆まとめ
◆アカウント登録&インストール
まずはアカウント登録を行います。登録ページへアクセスし、メールアドレス・ログイン時に利用するユーザー名・パスワード・生年月日を入力し、利用規約に同意するのチェックを付けて「今すぐ参加」をクリックします。
アカウントが作成されるので「WINDOWS版をダウンロード」をクリック。すぐ下にMac用のリンクもあるので、Macの人でも問題ありません。
ダウンロードした「League of Legends installer JP.exe」を起動します。
インストーラーが起動するので「次へ」をクリック。
「上記の規約に同意します。」のチェックボックスにチェックを入れ「次へ」をクリックします。
インストール作業は5分ほどで完了しました。「終了」をクリックするとゲームクライアントが立ち上がります。
クライアントが起動するとまた利用規約が表示されるので、ここも「同意する」をクリック。
先ほど作成したアカウントのユーザー名・パスワードでログインします。
ゲーム内に表示される名前を決めます。他の人とかぶっている名前は利用できないのですが、右の緑のチェックマークは禁止ワードが含まれないかを判定しているだけのようで、緑マークが出ていても「今すぐ開始」をクリックすると「他人とかぶっています」というエラーが出てしまいました。何回か名前を変更して試し、ようやく通過。
リーグ・オブ・レジェンドの代表的なゲームモードである「サモナーズリフト」と「チームファイト タクティクス」のどちらをプレイするかを選択します。今回は下の「チームファイト タクティクス」をクリック。
◆プレイ
クライアントが起動したら、左上の「プレイ」をクリックします。
「対人戦」の欄にある「チームファイト タクティクス」を選択します。今回はゲームの結果によってランキング順位が変動する「ランク」モードをプレイします。チームファイト タクティクスは個人戦であり、自分が大失敗してしまっても他人の迷惑にはならないため気楽にプレイできます。
最初に「チャンピオンを集めてうまく配置して勝とう!」という内容の簡単な説明が表示されるので「OK」をクリック。
「マッチメイキング」をクリックします。
今回プレイしたのが平日の午前中ということもあり、果たしてちゃんとマッチングするのか不安でしたが2分ほどでマッチングしました。「承諾」をクリック。
ロード画面に今回対戦する8人のプレイヤーが表示されます。
しばらく待つとロードが完了し、ゲームが始まりました。画面中央に表示されている青いスライムが自分です。
最初は「ドラフトラウンド」から始まります。このドラフトラウンドでは、ゲームにおいて自分の代わりに戦闘を行ってくれるユニットである「チャンピオン」たちが中央を回転しています。画面内を右クリックするとその場所へ自分のキャラクターが移動するため、体当たりしてスタート時に使用するチャンピオンを選択します。他人が選択済みのチャンピオンは選ぶことができず、早い者勝ちとなっています。
最初の3ラウンドは敵ユニットを狩るフェイズです。先ほど手に入れたチャンピオンをクリックして持ち上げ、配置したい場所に持って行って再度クリックして配置します。
チャンピオンは自動で通常攻撃を行い、通常攻撃を行うことでマナを獲得していきます。マナが最大値に到達するとそれぞれのチャンピオン固有のスキルが発動し、強力な攻撃を行うことができます。チャンピオンを右クリックすると詳細なステータスが確認でき、左下のアイコンにカーソルを合わせるとそのチャンピオンがどのようなスキルを持っているのかが表示されます。
また、それぞれのチャンピオンは2つから3つのクラスを持っており、チームメンバーで同じクラスをもったチャンピオンが一定以上存在する場合、特殊なボーナスを獲得可能です。例えば「ソーサラー」を持ったチャンピオンが3体以上存在する場合、全てのチームメンバーのスキルダメージが40%増加し、6体以上存在する場合は100%増加します。うまくクラスをそろえて効果を発動させていくのが勝利のポイント。
敵ユニットを狩るラウンドでは敵が「?」マークのついたボックスをドロップします。ドラフトラウンドと同様に体当たりすることで回収できます。
中身はアイテムもしくはお金となっています。今回は1ゴールド手に入れることができました。
2ラウンド目以降は画面下部にショップが出現し、さまざまなチャンピオンが並びます。クリックすると購入でき、自分のチームを強化することができます。
同じチャンピオンを3体そろえるとそのチャンピオンが星2にアップグレードされ、ステータスが強化されます。
攻撃力や体力だけでなくスキルのダメージや行動妨害の時間も強化されるため、星2ユニットは非常に強力です。序盤はいかに早く星2チャンピオンを作成できるかが大切になってくるため、ひとまずショップに並んだチャンピオンは買えるだけ買っておくと良さそうです。また、同じチャンピオンの星2を3体集めることで今度は星3にアップグレード可能です。全部で同じチャンピオンを9体集める必要があるため、なかなか星3を作るのは難しいですが、もし作成できれば非常に心強い味方となってくれます。星1、星2、星3でスキルがどのように変化するかはスキル欄の右下で確認可能です。
また、4ゴールドを支払うことで経験値4ポイントをもらうことができます。経験値がたまるとレベルが上がり、チームサイズの上限を増加させることが可能です。盤面にはレベルと同じ数のチャンピオンを並べることが可能なため、戦いを有利に進めることができます。
ドロップしたアイテムはチャンピオンにドラッグ&ドロップすることで装備させることが可能です。アイテムは別のアイテムと合成させることが可能で、クリックを離すまでは「合成するとどんなアイテムになるか」を確認できるようになっています。素材アイテムは単に攻撃力や体力などのステータスを上昇させるだけですが、合成するとステータスに加えてさまざまな特殊効果を得ることができます。
最初の3ラウンドが終わるとステージ2に入り、対人戦が始まります。
対人戦の様子は以下のムービーで確認できます。
TFTの序盤戦 - YouTube
バトルに負けるてしまうと倒せなかったチャンピオンの数やレベルに応じてダメージを受け、HPが削られます。HPは100からスタートし、0になると敗退で、敗退した順番で順位が決定します。最後まで生き残れば1位というわけです。
チャンピオンの購入や経験値の購入などに利用できるゴールドはラウンドごとに5ゴールドずつ入手できるほか、10ゴールドためることで利子を入手可能です。10ゴールドためると画面左側のインジケーターが点灯し、毎ラウンドで最大5ゴールドまで利子を得ることが可能。さらに連勝・連敗することで3ゴールドまでボーナスゴールドを入手可能で、1ラウンドで最大13ゴールドを入手できます。
ラウンドの合間にもドラフトが入ることがあります。最初のドラフトとは異なり、現在のHPが低いプレイヤーから順番に選択していきます。あえて負けることでHPを低くし、より強力なチャンピオンをドラフトで獲得する……という戦法もありそうです。
最初は1コストのチャンピオンしかショップに出現しませんが、レベルを上げることでよりコストの高い強力なチャンピオンも出現するようになります。1コストには「ナイト」を持ったチャンピオンが3体しかいませんが、レベルを上げることで3コストのナイト持ちチャンピオンを購入でき、「ナイト4体」のボーナスを受けることができました。
9ラウンド目には「ゴーレム」との戦闘になります。きちんとゴーレムを倒せるだけの戦力を整えることで、アイテムやゴールドを入手可能です。
「ニンジャ」クラスだけは特殊な仕様となっており、ニンジャのチャンピオンが1体のみか4体そろった時のみ効果が発動します。2体、3体のニンジャを出しても効果が発動しないため注意が必要です。他の全てのクラスは必要数以上入れても全く問題ありません。
各ラウンドでショップに並んでいるチャンピオンを購入していっても、欲しいチャンピオンが来てくれない時もあります。そういう場合には2ゴールド払うことで「リロール」を行うことができ、ショップのラインナップを一新することが可能です。
「エレメンタリスト」のチャンピオンを3体以上揃えると、ゴーレムを召喚して一緒に戦ってくれます。
試合中盤の戦闘の様子はこんな感じ。
TFTの中盤戦 - YouTube
また、「ドラゴン」のチャンピオンを2体以上揃えるとそのチャンピオンが魔法ダメージを大幅にカットするようになったりと、様々なクラスを利用することが大切なポイントです。
不要になったチャンピオンはショップにドラッグ&ドロップすることで売却できます。序盤から良く戦ってくれましたが、1コストのチャンピオンは試合終盤には力不足となってしまうため、適宜、より高コストのチャンピオンに入れ替えていきます。
毎回戦闘が終わるたびに画面右側に「どのチャンピオンがどれくらいダメージを与えたか」が表示されるため、入れ替えるチャンピオンを決める際にはこの情報が参考になります。
アイテムの中でも「へら」は特殊なアイテムで、単体では効果を発揮しませんが……
他のアイテムと合成することでクラスを追加できるなど、ユニークな効果を持っています。
試合も終盤になると敵モンスターもドラゴンなど強力になってきます。
戦闘を重ねて他のプレイヤーを倒していき……
生きているのが1人だけになると演出が入ってゲーム終了です。
8人での個人戦のため、上位4人の中に入ることができれば勝利となります。どうしてもチャンピオンやアイテムの引きが悪い時もありますが、その場合は1位ではなく4位に入ることを目指すのも立派な戦術です。
最終戦の様子はこんな感じでした。
TFTのラストバトル - YouTube
対戦が終わるとクライアントに「順位」と「各プレイヤーがどんなチーム構成にしたのか」が表示されます。
◆まとめ
自分の作り上げたチームが戦闘を行う様子を見るだけでも楽しく、戦闘中は一切操作不要ということもあって観戦に集中できるのが良い点だと感じました。特に、強力な範囲スキルを持っているチャンピオンが一撃で敵全体を一掃する瞬間などは見ていて非常に気持ち良いものでした。
今回のプレイでは自分のチームをうまく組み上げることに集中してしまいましたが、実際にはチャンピオンの総数が決まっており、他の人が集めているチャンピオンは出現しにくくなっているため、他人の盤面を観察してピックすることも大切なようです。チームの組み方によって相性もあるようで、「相手より先にリロールして欲しいチャンピオンを引きに行く」という動きと「相手のチーム構成を見てからリロールしてカウンターを狙いに行く」という動きのどちらも強そうでした。
なお、チームファイト タクティクスには試合の有利不利を付けるような課金要素は存在せず、完全に実力のみで勝負が決まります。最初は自分のキャラクターがスライムっぽい見た目ですが、この見た目を課金で変えられるため、もっと可愛いキャラやかっこいいキャラでプレイしたい場合は課金が必要となってきます。
ゲームの要素や画面に表示されているアイコンでわからないものがあったら、公式のゲームプレイガイドを参考にしてください。
チームファイト タクティクス ゲームプレイガイド | League of Legends
https://jp.leagueoflegends.com/ja/news/game-updates/gameplay/teamfight-tactics-gameplay-guide
チームファイト タクティクスは以下のページよりプレイ可能となっています。
チームファイト タクティクス | リーグ・オブ・レジェンド
・関連記事
過去4年間でSteam上で最もプレイされたゲームは?圧倒的人気を誇る2つのゲームが浮き彫りに - GIGAZINE
名作歴史戦略ゲーム「シヴィライゼーション」を元に製作されたブラウザでサクッとプレイ可能なオープンソースのフリーゲーム「Freeciv-web」 - GIGAZINE
無料&DL不要で遊べる激ムズ宇宙船操作アクションゲーム「Interplanetary Postal Service」 - GIGAZINE
シンプルだが中毒性が高いHTML5で構築されたバブルゲーム - GIGAZINE
みんなで同時にマウスカーソルを動かしてクリアしていくゲーム「Cursors」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ