【訃報】日本ダービー&NHKマイルCの変則二冠馬キングカメハメハ死去
2019年7月30日に亡くなった三冠馬・ディープインパクトの1年先輩で、NHKマイルカップ→東京優駿(日本ダービー)という変則二冠を制覇したキングカメハメハが2019年8月10日(土)朝に亡くなったことがわかりました。18歳でした。
キングカメハメハ死す 吉田勝己氏「本当に感謝」|極ウマ・プレミアム
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キングカメハメハ。ディープが亡くなった数日後になんて嘘みたい。後継を残して種牡馬は引退しとって、ゆっくり余生を送ってほしかったんやけど。あれほど安心して跨らせてもらった馬はいない。ダービーは負ける気がしなかった。そんな強さを語り継いであげることが一番の供養。ご冥福をお祈りします。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) August 10, 2019
キングカメハメハは2001年生まれ。2003年にデビューして、2004年のNHKマイルカップと東京優駿を連勝しました。このあと、9月にGⅡ・神戸新聞杯を勝ち、秋の天皇賞を目指していましたが、競走馬がよく発症し完治が難しいことで知られる屈腱炎になったことがわかり、8戦7勝の戦績で引退しました。ディープインパクトはこの2004年の12月デビューなので、直接対決はありませんでした。
2004 NHKマイルC - YouTube
翌2005年から種牡馬生活を開始。2010年に桜花賞・優駿牝馬(オークス)・秋華賞を制して史上3頭目の牝馬三冠を達成したアパパネや、2010年のジャパンカップで1位入線のブエナビスタが斜行のため降着となり1着になったローズキングダム、2012年・2013年のスプリンターズステークスと香港スプリントを連覇するなど短距離戦で活躍したロードカナロア、2013年から2016年まで4年がかりでGⅠ(JpnⅠ)レースを10勝したホッコータルマエ、2015年ダービー馬のドゥラメンテ、2017年ダービー馬のレイデオロなどを送り出しました。
2010年・2011年は産駒の獲得賞金ランキングであるリーディングサイアーの1位を獲得。2012年からは1位こそディープインパクトに譲りましたが、2018年までしっかりと2位をキープしていました。
ただ、ここ数年は体調を崩すことが増え、2019年シーズンは種付けをすることができず、そのまま種牡馬を引退していました。後継種牡馬としては、ロードカナロアが史上5頭目の牝馬三冠達成となったアーモンドアイを輩出しているほか、海外レースのクイーンエリザベスⅡ世ステークスを制したルーラーシップが2017年の菊花賞馬キセキを輩出しています。
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