幅1.5kmに渡って広がる大花火「尺玉100発同時打ち」や海上で広がる海中空花火など迫力満点の花火大会「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」を見てきました
越後三大花火の1つ「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」は、海のそばで開催されることから海の柏崎と言われており、打ち上げ場所が広くダイナミックな演出が行われています。中でも長さ1.5kmに渡って一斉に100発の尺玉(直径約30cmの花火玉)が打ち上げられる尺玉100発同時打ちは、他の花火大会では見る事ができない大迫力の花火です。2019年7月26日に行われたこの花火大会で、実際に尺玉100発同時打ちや海上に打ち込まれる海中空花火などを見てきましたので、その様子をレポートします。
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会
http://www.city.kashiwazaki.lg.jp/kanko/event/7/gion/
花火大会が開催される会場は、新潟県柏崎市みなとまち海浜公園です。
2019年7月26日、新潟県柏崎市へ到着。
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会の会場は、海岸沿いにあり広大な会場に様々な種類の有料観覧席が用意されています。
最前列のマス席20000円(税込・5人まで)は、海上に打ち出される花火が目の前で広がる特等席です。
マス席のすぐ後ろには、ベンチ席5000円(税込・定員1人)がありました。
イス・テーブル席24000円(税込み・定員6人)や階段席9000円(税込・定員2人)など、有料席ではゆったりと花火大会を楽しむことができます。
花火大会開始30分前、夕陽の真下に影となって見えている大きな物体は、この日最大の花火三尺玉(直径約90cm)を打ち上げる筒です。その横に等間隔で並んでいる筒が尺玉100発同時打ちに使われるもので、筒と筒の間は15mとなっています。手前に見える筒たちは、その他の各プログラムで打ち上げられるスターマインで使われます。
19時30分、まだうっすら明るい空の中、花火の打ち上げが始まりました。
この花火大会のプログラムの構成は、スポンサーの会社・団体ごとに1基のスターマイン(連続打ち上げ)という形式です。
スポンサーが紹介され、スターマインが始まるという流れですが、スポンサーの紹介が読み上げられている間にも1発ずつ会場左手前側から花火が打ち上がります。
左手側の堤防もしくは右手側の砂浜から打ち上げられるスターマインと……
会場正面にある海に、斜めに花火を打ち込んで空中もしくは海上で花火を開かせる海中空スターマインが主に見られます。
堤防側のスターマインと海側の海中空スターマインが実際どのように上がっているのか、以下のムービーで確認できます。
会場いっぱいに広がるスターマイン「柏崎市民一同」【ぎおん柏崎まつり海の大花火大会2019】 - YouTube
この花火大会で打ち上げられる花火は、星が丸く広がる花火だけではありません。四方八方に枝が広がるように見える「八方咲き」。
細かい小花が現れる「千輪」など、さまざまなデザインの花火が打ち上がります。
プログラムの大部分は、スターマインや海中空スターマインなのですが、それらとは別の特別プログラムがいくつか用意されており、中でも「尺玉百発同時打ち」がこの花火大会の見どころの1つとなっています。
幅約1.5kmに渡って一斉に花火が打ち上がる大迫力の「尺玉100発同時打ち」の様子は、以下のムービーで確認できます。
圧巻の尺玉100発同時打ち【ぎおん柏崎まつり海の大花火大会2019】 - YouTube
15m間隔で並べられた尺玉の花火が、100発同時に点火。発射音も重厚で地鳴りのような音が会場に響き渡ります。
一斉に上空へ。
100発の尺玉が同時に開きました。会場一帯が明るくなり、発射音よりもさらに大きな爆音と体に響く音圧を体感することができます。
他にも花火玉の直径が約90cm、上空で開いた際の花火の大きさは550mにもなる三尺玉の打ち上げもありました。この三尺玉のスポンサーは株式会社ブルボンで、ルマンドのイメージカラーに似せた紫色の花火が演出として加えられています。
フィナーレの前には、会場を目いっぱい使った超ワイドなスターマインも打ち上がりました。
フィナーレは、尺玉300連発です。さまさまな種類の尺玉が次々と上がっていきます。
最後は、黄金色に輝く錦冠が一斉に打ち上がり、ぎおん柏崎まつり海の大花火大会は終了となりました。
この花火大会では、尺玉100発同時打ちや海中空スターマインなど、1度現地で体感するともう一度来たくなる感動を味わえます。この花火大会に限らず、花火大会は生で見て体感することで初めて味わえる驚きや感動がありますので、テレビやインターネットなどで映像を見るだけではなく、まずは自分の住んでいる地域や近くで行われる花火大会へ行って生の花火を体感してみてはいかがでしょうか。
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