取材

グレンラガンやキルラキルなどの「熱血」が好きな松山ケンイチが熱血バカを演じた映画「プロメア」ステージレポート


「天元突破グレンラガン」「キルラキル」で知られる今石洋之&中島かずきのタッグが生み出す3作目にして初のオリジナル劇場作品「プロメア」のステージイベントがAnimeJapan 2019で開催されました。イベントには今石監督、中島さん、アイナ・アルデビッド役の佐倉綾音さん、バリス・トラス役の稲田徹さんに加えて、サプライズゲストとしてガロ役の松山ケンイチさん、リオ役の早乙女太一さんも登壇。作品やキャラ、アフレコについての熱いトークが繰り広げられました。

映画『プロメア』公式サイト
https://promare-movie.com/

映画『プロメア』第二弾PV 制作:TRIGGER(5月全国公開) - YouTube


イベントには今石監督、中島さん、佐倉さん、稲田さんが登壇。稲田さんは「外見から入るタイプ」と、自らが演じるバリス・トラスに寄せてヒゲを赤く染めて登場しました。


このメンバーでもすごいのですが、いきなりのサプライズゲストとして松山ケンイチさん、早乙女太一さんが登場しました。


主人公のガロ・ティモスを演じる松山さん。ガロは一言で言えば「熱血バカ」ですが、「子どもっぽい部分と大人っぽい部分を、いいバランスで持っている」と松山さんは評しました。


リオ・フォーティアを演じる早乙女太一さん。リオは、突然変異で生まれた炎を操る人種・バーニッシュのグループを率いるリーダー。ちょっと「かわいい」ような顔をしていますが、男の子です。


松山さん、早乙女さん、ステージには不在ですが堺雅人さんといった役者陣の起用は、せっかくの劇場版であることから、中島さんが作家をしている劇団☆新感線で組んだことのある役者と一緒にやってみたいという要望に基づくもの。今石監督も、自分の独特なテンポに加えて、中島さんの独特のセリフを読めるのは「新感線」経験者であろうと考えており、このキャストになって「やった」とのこと。芝居がバッチリなので「あとは絵を作るだけ」と、制作状況をネタにしていました。

松山さんは、「天元突破グレンラガン」で池田成志さん演じる螺旋王がグレンラガンに取り込まれるクライマックスに勇気をもらっていたというエピソードを披露。一方の早乙女さんも、アニメの声をあてるのは子どものころの憧れだったことから、中島さんから話をもらったとき、二つ返事で引き受けたと語りました。


今回、松山さん・早乙女さん・堺さんの役者陣と声優陣は別タイミングでのアフレコだったそうで、先にレコーディングした役者陣の声を聞いた声優陣は、「アニメ向けのやり方」とはまた違った役者陣の演じ方がとても勉強になったとのこと。その役者陣は3人とも子持ちということで、休み時間にはにこやかに子どもの話題などをするそうなのですが、いざアフレコとなると堺さんのスイッチ切り替えがすさまじく、松山さんですら「勉強になった」というアフレコだったそうです。


今石監督によれば、現場は残りの時間で最高のものを作るべくまだ制作作業中。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」と今石&中島作品を見てきた松山さんが見て、「懐かしい」と思う部分がある一方で新しい演出や新しい要素が入っているとのなので、「新感線」経験者を迎えたことでどんな作品となったのか、公開が楽しみです。


なお、「プロメア」公開に合わせる形で、今石&中島作品であるTVアニメ「キルラキル」の再放送が決定しています。TOKYO MXで2019年4月6日(土)から、毎週土曜日21時です。


また、Blu-ray BOXの発売も決定しています。シリーズ全24話のほか、TV未放映の第25話を収録していて、価格は税別2万8000円。


さらに、「プロメア」のオリジナルサウンドトラック発売が決まっています。

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in 取材,   動画,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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