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Internet Explorer 10のサポート打ち切りをMicrosoftが発表、期限までにIE11への移行を強力に要請


MicrosoftがWindows Server 2012やWindows Embedded 8 Standardにおけるブラウザ「Internet Explorer 10(IE10)」のサポート打ち切りを発表しました。セキュリティ面も含めてすべてのサポートが終了するとのことで、ユーザーにはサポート終了期限までにIE11やEdgeへ移行するように要請しています。

Bringing Internet Explorer 11 to Windows Server 2012 and Windows Embedded 8 Standard - Microsoft Tech Community - 325297
https://techcommunity.microsoft.com/t5/Windows-IT-Pro-Blog/Bringing-Internet-Explorer-11-to-Windows-Server-2012-and-Windows/ba-p/325297

MicrosoftはWindows Server 2012やWindows Embedded 8 Standardユーザーに対して、ブラウザIE10からIE11への移行を強力に押し進めるべく、2020年1月でIE10のセキュリティアップデートやその他の更新、オンライン上の技術サポートなどすべてのサポートを終了させることを発表しました。これに伴って、Microsoftは2019年中にWindows Server 2012やWindows Embedded 8 Standardに対してWindows UpdateやWindows Server Update Services(WSUS)を通じてIE11アップグレード・プログラムを提供するそうです。


Microsoftは2016年1月にブラウザ戦略を変更し、各Windows OSの最新版のIEのみをサポートする方針を打ち出しました。このため、Windows Server 2012やWindows Embedded 8 Standardは最終バージョンのIEであるIE10のサポートをOSサポート期限である2023年1月までまで受けられる予定でしたが、2020年2月以降はIE10に関してはあらゆるサポートを受けられなくなります。

MicrosoftはIE11の機能「Enterprise Mode」を使うことでIE10の互換性を保った状態のまま利用可能であると述べ、またMicrosoft Update Catalogから直接IE11をダウンロードすることで試験的に導入できると述べており、2020年1月以内にIE11へアップデートするようにユーザーに呼びかけています。

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in ソフトウェア,   セキュリティ, Posted by darkhorse_log

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