政府閉鎖でアダルトサイトのトラフィックが急増、公務員の好きなポルノカテゴリも明らかに？

by Lana Abie

アメリカの政府機関が閉鎖している影響から、トランプ大統領が来客を自腹で購入したハンバーガーなどのファストフードでもてなしたことが話題となりましたが、この政府閉鎖の影響は予想外のところにも影響をおよぼしています。人気アダルトサイトのPornhubによると、政府閉鎖によりアダルトサイトへのアクセスも急増しているとのことです。

Government Shutdown Leads to Pornhub Traffic Increase ? Pornhub Insights
https://www.pornhub.com/insights/government-shutdown

Pornhubの統計担当者が政府閉鎖中のアクセス数などを調査したところ、アクセス数の増加だけでなく、ポルノコンテンツの平均視聴時間が明らかに変化していることも明らかになっています。なお、Pornhubは政府閉鎖前のトラフィックなどのデータと、政府閉鎖中(1月7日から11日のデータ)のデータを比較しています。

通常時、アメリカでPornhubのトラフィックが最大になるのは、22時から24時までの夜の時間帯です。しかし、政府閉鎖がスタートしてから、Pornhubの夜のトラフィック量は平均でなんと最大14％も増加しています。これは寒波のウィンターストーム ステラが到来した際、つまり朝起きて仕事にいく必要がない時と同じ傾向にあるとのこと。

以下のグラフは通常時と政府閉鎖時のトラフィック量の変化を示したもの。横軸が時間帯、縦軸が通常時の平均と比べて何％トラフィック量が増減しているかを示しています。1日平均だと5.94％もトラフィックが増加しており、朝の9時から11時にかけての午前中のごくわずかな時間帯以外はトラフィックが増えていることがわかります。

ユーザーの平均滞在時間は通常時から約33秒も増加(10分37秒から11分10秒に増加)しており、これは「通常時よりも時間を持て余していることを示している」とPornhubは記しています。また、男性の訪問数だけでなく女性の訪問数も増加しており、平均で4.2％も女性ユーザーが増加しているそうです。

先ほどのデータはアメリカ全体の平均でしたが、首都のワシントンD.C.だけに絞ってデータを比較してみると、1日のトラフィック量は6.32％増加。通常時と比較すると深夜1時に最もトラフィック量が増加(11.9％)しています。なお、興味深いのは女性ユーザーによるトラフィックが激増しているという点で、なんと通常時と比べると12.3％も増加しているそうです。

また、ワシントンD.C.のユーザーだけに絞って分析すると、政府閉鎖前と比較して一部のポルノコンテンツカテゴリの人気が高まっているとのこと。通常時と比べて特にトラフィックが増加しているのが以下の8つのカテゴリであることから、「これが公務員の好きなカテゴリ？」とPornhubは記しています。

Outdoor(野外)：＋71％
Threesome(3P)：+66％
Old/Young(年の差)：＋60％
Small Tits(微乳)：＋57％
Squirt(潮吹き)：＋54％
Solo Female(独身女性)：＋53％
Cuckold(寝取られ)：＋49％
Trans(両性)：＋37％

ちなみに、Pornhubの2018年度の統計情報をまとめたレポートによると、2018年にアメリカで最も再生されたカテゴリは1位が「Lesbian(レズビアン)」、2位「Ebony(黒人)」、3位「MILF(熟女)」、4位「Threesome(3P)」、5位「Anal(アナル)」と、ほとんど異なるカテゴリでした。

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なお、Pornhubは政府閉鎖期間中のデータとして1月7日から11日までの5日間を選んだ理由として、「クリスマスや新年のトラフィックの影響を受ける可能性が最も低い期間であると考えたため」としており、月曜日から金曜日という平日のトラフィックを採用することで通常時との違いを明確にしたとしています。