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物事を成し遂げる成功者たちが持つ「認知のゆがみ」とは?

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認知のゆがみ」とは極端であったり非合理的であったりする思考パターンのことで、一般的によくないものとして考えられています。しかし、スタートアップへの投資を行う企業「Harrison Metal」を設立した投資家のMichael Dearing氏は、「成功する起業家が共通して持っている『認知のゆがみ』がある」と主張しており、その内容についてDearing氏がまとめたプレゼンテーション資料が公開されています。

The Five Cognitive Distortions of People Who Get Stuff Done
(PDFファイル)http://quarry.stanford.edu/xapm1111126lse/docs/02_LSE_Cognitive.pdf

Dearing氏は2190日(約6年)にわたって4500人以上の起業家たちと接触し、そのうち62の企業に投資を行ってきたとのこと。その中で多くの物事を成し遂げ、多くの利益を得ている起業家たちの中には共通するパターンがあることに気がつきました。そのパターンは一見すると合理的ではなく、現実の物事を思考によってゆがめる「認知のゆがみ」であるとのことですが、実際に成功する多くの起業家たちには認知のゆがみを持っているケースが多かったそうです。


Dearing氏が指摘する認知のゆがみは以下の5つ。

◆1:自分を特別だと思い込んでいる
「自分は他の人間とは違う特別な存在だ」という思い込みを持っているのが、成功する起業家に多い思考パターンだとのこと。自分は他の人々よりも上位に立つ存在であり、通常とは違う特別な経験を得る運命にあると思い込むことで、ビジネスに必要なスタミナやカリスマ性が得られるのだろうとDearing氏は指摘しています。

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◆2:二項対立的な思考をする
「Aは全くダメで価値がない、その反面Bは最高だ」という風に、極端な二項対立的思考を持つのも成功者に共通する思考。二項対立的な思考は判断において曖昧な部分を残さず、人々や経験、物事を見極めることを容易にします。「Bはこの点がダメだから全く価値がない」という風に完全主義的思考に陥りやすい反面、ビジネスにおいて高い目標を達成することができるとのこと。

◆3:少ないサンプルから一般化する
成功する人々は往々にして、少数のサンプルから普遍的な判断を導くことがあるそうです。一般的に少ないサンプルだけを見て物事の判断を下すことは、誤った結果を導きかねないとして否定的に考えられがちです。しかし、成功者は少数の例からでもほぼ正しい結論を直感的に導くことに長けており、判断までのスピード向上が成功の可能性を上げるのだろうとDearing氏は考えています。

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◆4:ゼロから始めたがる
人々の中には「人生には正しい順番があり、適切な手順を踏んでステップアップしていくことが人生における正解だ」と考えている人もいるかもしれません。しかし、成功者は自分の人生を「下書きなどのガイドがない白紙のキャンバスである」と考えているとのことで、時にこの思考が飛躍的な創造力をもたらすのだそうです。

◆5:イノベーションを好む
オーストリア・ハンガリー帝国生まれの経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターは、起業家による不断のイノベーションが経済を動かしていくという理論を主張しました。成功者たちもこのシュンペーターの主張と同様に、自身の役割は「創造的な破壊」であると考え、リスクを恐れずに大胆な行動がとれるのだとDearing氏は主張しています。

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