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木の合板を組み合わせて見事な幾何学模様を持つ球体を作り上げるムービー


真っ平らな木の板を巧みに組み合わせて球体に加工し、表面に見事な模様を浮かび上がらせる手順を収めたムービー「Guy makes a big ball out of plywood」が公開されています。

Guy makes a big ball out of plywood - YouTube


表面に何ともいえない幾何学的な模様を浮かべる大きな球体。にわかには信じられませんが、このオブジェは建築に使われる木の板からできています。


材料となるのは、このように薄い木を貼り合わせて厚い板にした合板です。とはいえ、この合板を熱や圧力で丸く曲げるというものではありません。


まずは、電気ノコギリを使ってこのように細長い板に加工。


次に使うのが、この2台の丸ノコを組み合わせた加工機。


2つの丸ノコは絶妙な角度に調整されており、材料を正確な寸法と角度に切り分けることができます。


切り出されたのは、このような三角形の部品ですが……


横から見ると、下側が少し狭まった形状になっていることがわかります。この角度が最大のポイントとなります。


用意した三角形の部品を、セロテープでつなぎ合わせ……


このような状態を作ります。


手で持ち上げると、先ほど角度を付けておいた側面がピタッと合わさって、お皿のようにくぼんだ物体ができあがります。


ここで木工用ボンドを塗りつけ……


お皿の状態で接着


このお皿を大量に用意しておき……


それぞれのパーツを合体させていきます。


こうして基本的なパーツが完成。これらをさらに組み合わせて一つ大きな球体が作られることになります。


木工用ボンドと固定用のクランプ、ヒモなどを使って組み上げると……


球体が完成。しかしまだ表面はカクカクさが残った状態。


仕上げのために、球体は旋盤にセットされます。


旋盤で球体を回転させながら表面を削っていくと……


徐々に全体が丸くなっていき、削られた表面から模様が浮かび始めます。


完成に近づくと、全体に規則正しい幾何学的な模様が浮かび上がりました。


表面をさらに研磨すると……


表面が滑らかな大きな球体になりました。


規則正しい模様が浮かんでいますが、よく見ればいくつもの三角形が集まっていることがわかります。1つの球体を作り上げるのに使われる三角形のパーツの数は180個とのこと。


最後にラッカーを吹き付けて仕上げると……


芸術作品ともいえる、合板でできた球体の完成です。


この作品を作ったのは、アメリカのイリノイ州に拠点を置く工房「Oddball Gallery」のキース・ウィリアムズさん。公式サイトではこのようにして作成された球体がいくつも紹介されており、小さなものであれば300ドル台(約3万5000円)から入手が可能。今回のムービーのような直径19インチ(約48cm)のモデルは1850ドル(約21万円)の価格が付けられています。

Product Gallery | Oddball Gallery
https://www.oddballgallery.com/product-gallery

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in 動画,   アート, Posted by darkhorse_log

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