オタフクソースが作ったハンバーガーのようにかぶりつく新感覚のお好みソース饅頭専門店「Oh!!Sauce(オー!!ソース)」試食レビュー
お好み焼き用ソースの老舗として知られるオタフクソースが2018年12月5日に大阪の阪急うめだ本店地下1階食品売り場にお好みソース饅頭専門店「Oh!!Sauce(オー!!ソース)」をオープンさせました。オタフクソースが独自開発した特製ソースを中に閉じ込めた片手サイズ、ハンバーガー感覚で食べられるお好み焼きで、ほお張ると中からソースがあふれ出すとのこと。阪急うめだ本店のOh!!Sauce店頭でしか購入できない「oh!!こだわりソース」とともに、お好みソース饅頭をゲットすべく、さっそくお店に行ってきました。
「oh!!sauce」阪急うめだ本店にオープン今までにない、2つのソースの楽しみ方を提案
https://www.otafuku.co.jp/corporate/news/detail/?t_id=77
「Oh!!Sauce」は阪急うめだ本店の地下1階にあります。住所は「大阪府大阪市北区角田町8-7」
阪急うめだ本店地下1階食品売り場にあるお店に到着。テレビカメラまで入っていてにぎやかですが、思ったより行列が長くないのですぐ買えるかな、と思って並ぼうとしてみると……
「阪急うめだの出口の列に並んでください」と告げられました。並んでいると案内スタッフの人が無線で「ただいまお客さんは20人ほど並んでいます」と緊張気味に交信していて、行列はオープン初日の慌ただしい雰囲気に包まれています。
しばらくすると食品売り場内、お店の前に案内されました。お好みソース饅頭は全6種ですが、オープン当日は「ほうれん草&ベーコン」は午後3時にならないと買えないとのことでした。お店の人に尋ねてみたところ、仕入れの関係で今日だけでなく当面は午後3時からしか買えないだろうとのこと。
というわけで、残り5種類のお好みソース饅頭を買ってきました。箱に入れてくれるので、持ち運んでもつぶれてしまう心配はありません。
箱を開けたところ、こんな感じにお好みソース饅頭が並んで入っていました。手前の「トマト&キャベツ」はカップ入りなのでスプーンがついています。
まずは「カレーうどん」(税込240円)から食べてみます。
これが包み紙を開いたところ。スライスした豚肉がのったお好み焼き生地の下にカレーうどんが敷かれており、ハンバーガーのようにかぶりついて食べやすい形状です。ひとくち食べてみると、カレーうどんには魚介の風味があり、そこに濃いお好み焼きソースの味と香りが加わることで、ソースをかけたシーフードカレーを食べているような感じ。カレーのスパイシーな香りが楽しめますが、辛さはそれほど強くないので、辛いものが苦手な人にもお勧めできそうでした。
「ほお張ると中からソースがあふれ出す」とのことだったので、最初は中からソースが出てこず不思議に思っていたのですが、食べ進んでいくうちにお好み焼き生地と具の間から特製ソースが出てきました。お好みソースが上からかかっているだけでなく、中からもあふれ出てくるおかげでソースの存在感が抜群で、ソースが主役というコンセプトがしっかり生きていると感じました。
続いて食べた「そば」(税込220円)は食べる前に半分にカットしてみました。キャベツがぎっしり詰まったお好み焼き生地の下に、そばが敷かれているのがわかります。ただ、期待していた特製ソースは見つけられませんでした。
「そば」は広島のお好み焼きをイメージしたとのことで、しっかり焼き上げられた麺のカリカリした食感と、野菜の甘みが最大限に引き出されたキャベツのシャキシャキした食感が交互に楽しめる1品になっていました。見た限り特製ソースが中に閉じ込められている様子はないのですが、表面にはソースがたっぷりかかっているので、食べるときは少し多めにほお張るとすべての具材とソースの味を堪能できそうです。
次に「激辛そば」(税込240円)を食べていきます。
これは包み紙を開けると赤いそばが目に入ったので、具を上にしてみたところ。麺がカリカリに焼き上げられているのは「そば」と同じですが、「激辛そば」の方は食べる前から目に染みるかのような辛いにおいが漂ってきます。
赤い麺には刻んだハラペーニョが練り込んであるとのことで、食べてみると、思わず「辛い!」と叫んでしまうほどの辛さが舌を襲います。一方で、この辛さがお好みソースに溶け込んでいる野菜の甘みと、ダシの効いたお好み焼き生地のうまみを最大限に引き立たせており、ただ辛いだけではない豊かな味わいになっていました。飲み込んだ後も後を引く辛さは病みつきになりそうで、水に手を伸ばすか、もっと口に入れるか迷ってしまうほど。激辛そばの名に恥じない辛さなので、辛いものが苦手な人は注意。
Oh!!Sauceでは、お好みソース饅頭だけでなく、オタフクソースが開発した「oh!!こだわりお好みソース」も販売されています。
持ち運んでいる最中にソースの瓶が割れてしまわないよう、緩衝材で丁寧に包まれています。
開けてみたところがこれ。左から「デーツ&牡蠣エキス」(税込540円)、「赤ワイン&トリュフ」(税込640円)、「焼きあご&焼きしいたけ」(税込540円)です。赤ワイン&トリュフのみ価格が違うので注意してください。
せっかくなので「うどん」にかけて食べ比べてみることにしました。
まずは焼きあご&焼きしいたけから。
ソースの原材料はこんな感じ。干したトビウオを火であぶった焼きあごから取ったダシだけでなく、その粉末まで入っているとのこと。
容器を傾けてもなかなか出てこないほど濃厚なソースは磯の香りがするほどダシが効いています。お好み焼きだけでなく、魚介を使った料理などにもよくマッチしそうでした。
次は「デーツ&牡蠣エキス」をかけてみます。
原材料を見ると、野菜や果実が前方に記載されています。また、デーツはナツメヤシの実のことで、栄養価に着目したオタフクソースが1975年からずっとお好みソースに使用しているこだわりの素材とのこと。
食べてみると、フルーツのような爽やかな酸味が前面に出てきますが、よく味わうとどっしりとした牡蠣のうまみも出てきて、ふたつの風味がよくマッチしています。3つのソースの中で、普段調味料として使っているオイスターソースに一番近い味だったので、お好み焼きだけでなくソースをかけて食べる料理にならなんでも合いそうでした。
最後が赤ワイン&トリュフ。
削り立てのトリュフと赤ワインを使用したとのことで、原材料にもトリュフと記載されています。
赤ワイン&トリュフの名前のとおり赤ワインの味がとても強く、デーツ&牡蠣エキスのソースのフルーティな酸味とは違った渋みのある酸味とコクが感じられ、デミグラスソースのようにどっしりとした味わいでした。
最後に、片手で持って食べるお好みソース饅頭とは一線を画したカップ入りの「トマト&キャベツ」を食べていきます。
トマトとキャベツをミキサーで砕いたという生地はスフレのように滑らかな舌触りで、甘くはありませんがまるでスイーツのようにデザート感覚で食べられます。ソースの味はあまり感じず、トマトとチーズがマッチしていてイタリアンな雰囲気も味わえる、ほかのお好みソース饅頭とは少し違った一品になっていました。
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