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国際宇宙ステーションから地球の「おはよう」から「おやすみ」までを見つめるタイムラプスムービーが公開中


国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)は、地上からおよそ400km上空を秒速約7.7kmで飛行していて、およそ90分で地球を1周します。ISSの最初のコンポーネントがロシアから打ち上げられてから、2018年11月20日で丸20周年を迎えたことを記念して、ISSから地球をぐるりと一周する様子をタイムラプスで撮影したムービーが公開されています。

Space Station 20th: longest continuous timelapse from space - YouTube


ムービーの右上には、ISSがどのポイントにあるのかが表示されています。窓から見えるのは、アフリカ北部のチュニジア上空を通過し……


地中海の上を通り過ぎていきます。雲の切れ目からのぞくのはイタリアのアペニン半島


トルコからイランを抜けるとぐっと暗くなり……


あっという間に真っ暗になりました。どうやら夜を迎えている地域に突入した様子。


そのまま進んでいくと、真っ黒の地表に星空のような光が見えてきました。特に数多くの光が集中しているのは、中国の首都である北京。星のように明るいのは街を包む電気の光です。


街の光が明るく見えるのは韓国と日本も同じ。


太平洋にぽつんと浮かんだ光はグアムのもの。


夜に漁をする漁船の光なのか、時折何もないはずの太平洋上に白い光が浮かびます。


ニューカレドニアの上を過ぎてしばらくすると……


ピカッ!


地球の向こう側から太陽が顔をのぞかせました。宇宙から見る日の出を撮影した貴重な瞬間です。


雲の下にはチリが見えます。南アメリカ大陸が朝を迎えています。


やがてISSはフランス上空へ。ヨーロッパの広大な大地がひろがっています。


再び夜の中に飛び込みます。中央アジアはちらほらと街の光が見えます。


たくさんの光が集まっている大都市の正体は香港。「100万ドルの夜景」という異名で世界的に知られる香港ですが、宇宙から見ると小さく感じてしまいます。


太平洋の上を進み、オーストラリアの上を通過。ブリスベンやシドニーの明かりが闇の中で輝いています。


ニュージーランドを通過したところで、地球の水平線に沿って光の弧が現れて……


再び顔をのぞかせた太陽がまぶしく輝き出しました。

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in 乗り物,   サイエンス,   動画, Posted by log1i_yk

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