10GBASE-Tを4ポート備えるスイッチングハブ「NETGEAR XS505M-100AJS」レビュー

本格的なLANを構築する上で欠かせないのがハブですが、これが10GBASE-Tに対応していないとボトルネックになってしまいます。「NETGEAR XS505M-100AJS」は10GBASE-T対応のLANポートを4つ備えたスイッチングハブとのことなので、実際に使用して速度を測ってみました。

10 Gigabit Multi-Gigabit Unmanaged Switches - XS505M | アンマネージスイッチ | スイッチ | 製品 | ビジネス製品 | NETGEAR
https://jp.netgear.com/business/products/switches/unmanaged/XS505M.aspx

◆外観レビュー
XS505M-100AJSの外箱はこんな感じ。

箱を開けると、本体が丁寧に梱包されていました。

中身は取扱説明書など(左手前)、本体(右手前)、電源ケーブル2種類(左奥)、ラック取り付け用のラックマウントキットなど(右奥)です。

取扱説明書などが入った袋の中身がこれ。内容は、日本語のインストールガイド(左奥)、英語のインストールガイド(中央奥)、英語の保証書(右奥)、日本語の使用上の注意事項(左手前)、日本語の有償サポートの案内(中央手前)、公式アプリの案内(右手前)です。

電源ケーブルは2種類入っていて、両方とも長さは約183cmです。右は一般的な2ピンのコンセントプラグにアースが付属したもの。

左はピンが3本あるタイプのコンセントプラグでした。

そのほかの付属品はラックに取り付けるための金具とネジ、ゴム足(右下)です。

本体はこんな感じ。

前面には10Gのほか5G・2.5G・1G・100Mに対応したLANポート(RJ-45)が4つ並んでいます。

一番右のポートはスイッチ同士をつなぐときなどに使用するSFP+スロットです。使用するためには別売のSFP/SFP+モジュールが必要です。

◆測定
次に、実際に10Gbpsの速度が出せるのかテストしてみます。使用したのはNETGEAR XS505M-100AJS本体のほか、PC2台とLANケーブルです。各PCには10Gbps対応のネットワークカードの「ASUS XG-C100C」と「Intel X540-T2」を増設しています。

まず、1台目のPCにLANケーブルを挿します。このPCにはIntel X540-T2が搭載されています。

そのケーブルをNETGEAR XS505M-100AJSに接続します。LANケーブルは速度に影響が出ないように念のためカテゴリー7準拠のLANケーブルを使いました。

NETGEAR XS505M-100AJSのポートにもう一本のLANケーブルを挿入し……

2台目のPCに接続します。

2台目のPCにはASUS XG-C100Cが搭載されています。

「iPerf」というフリーソフトを使用してテストした結果がこれ。9.90Gbpsと、ハブを介しているとは思えないほどの爆速が実現されました。NETGEAR XS505M-100AJSは、2ポートの使用であればほぼ速度を落とさずにLANを構築できるといえそうです。

次に、4つのポートをすべて使用してテストしてみました。ポート3とポート4にもPCを接続してテストファイルを転送しつつ、先ほどと同様にポート1とポート2で通信テストを行っていきます。追加したPCは1Gbps対応のものなので、ポートのランプがオレンジ色に点灯していました。

結果がこれ。約0.5Gbpsほど落ちていますが、それでもかなりの速度で通信できました。

続いて、発熱をチェックします。室内温度は25度で、電源ケーブルとLANケーブルを接続して10分後の状態だと、本体温度は30.4度でした。

1時間ぶっ続けで通信テストを行った結果がこれ。本体温度は32.2度と、金属筐体なだけあって約2度温度が上昇しただけでした。ファンも回っていないので、さらに厳しい状況でも十全の性能を発揮してくれそうです。

10GBASE-Tのネットワーク環境にハブを導入したい場合は、NETGEAR XS505M-100AJSを使用すれば速度低下の心配なくLANを構築できそうです。NETGEAR XS505M-100AJSはAmazon.co.jpから4万3000円(税込)で購入できます。

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