Googleがスマート家電のハブになるディスプレイ「Google Home Hub」を発表

Googleは2018年10月9日に行われたGoogleの新製品発表イベント「Made by Google」において、IoT製品のハブとなるスマートディスプレイ「Google Home Hub」を発表しました。音声認識のみで操作を行うGoogle Homeとは違い、Google Home Hubでは音声操作に加えてディスプレイにさまざまな情報を表示することで、より便利にスマート家電の制御ができるとしています。

Google Home Hubがどのようなスマートディスプレイになっているのか、以下のムービーを見るとわかります。

Get to know Google Home Hub


Googleロゴの入ったTシャツを着た従業員の前に置かれている小さなディスプレイが、Google Home Hubです。

Google Home Hubは7インチディスプレイを搭載した非常にコンパクトな端末。マイクや光センサーなど多くのセンサー類が搭載されていますが、あえてカメラを搭載しないことでユーザーがGoogle Home Hubに監視されている感を薄れさせているとのこと。

デフォルトで音声認識可能なAIシステムのGoogleアシスタントが搭載されており……

Google Home Hub自体でYouTubeを視聴したり、Googleカレンダーで予定を確かめたりすることが可能。

音声認識で制御できるため、料理中で両手が汚れている時でも音声で指示を出すことで……

料理のレシピを表示させることができます。

ムービー付きでレシピを知りたい時は、「YouTubeでレシピを探して」と言えばOK。

そんな時、誰かが家を訪ねてきました。

両手が汚れており、すぐにドアを開けて出ることはできませんが……

玄関にネットワークカメラなどを配置しておけば、Google Home Hubのディスプレイに玄関の映像を表示させることが可能。

さらに「SESAME mini」のようなスマートロックと連携していれば、Google Home Hubから玄関の鍵を解錠することもできます。

Google Home Hubは家の中のさまざまなスマート家電と連携し、家中の家電を自由に操れる家電のハブとして使用可能。

「Google。家の様子を見せて」と呼びかけると……

家の中の状態がディスプレイに表示されました。

リビングの室温をもっと上げたい時は、Google Home Hubのディスプレイから室温を上げる操作を行えば……

連携したエアコンが室温を上げるために稼働します。

「家中のスピーカーから音楽を流して」と伝えれば……

連携したスマートスピーカーから一斉に音楽が流れ始めます。

多くの友人を呼んで行うホームパーティーなどに最適な機能です。

Google Home HubはGoogleフォトとも連携しており、最近のベストショットを自動で表示してくれます。

周囲の光を感知するセンサーが搭載されているため、部屋の明るさに合わせてディスプレイの表示も変化します。

スマートデバイスをGoogle Home Hubと連携し、「ヘイ、Google」と言って操作すれば……

アラームのセット

玄関の施錠/解錠

エアコンの稼働

TVのオン/オフなど、家中のスマートデバイスをディスプレイ一つで制御可能。

部屋を暗くすれば自動でGoogle Home Hubのディスプレイも暗くなり……

眠りを妨げることはありません。

Google Home Hub対応のIoTデバイスは1000以上のブランドから合計1万種類以上も販売されているとのこと。本体の色は灰白色・黒色・水色・薄茶色の4種類。なお、Google Home Hubの価格は149ドル(約1万6000円)となっており、アメリカ・イギリス・オーストラリアでは2018年10月22日から店頭での販売が開始される予定となっています。