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人口たった1人の村で自分で自分に税金を払う女性の生活を追ったムービーが公開中


アメリカ・ネブラスカ州にあるモノウィ村は、「人口がたった一人の村」として知られています。もはや他に誰も住んでいない村で、唯一の村民がどんな生活を送っているのか、その様子をBBCがムービーで紹介しています。

The tiny town with a population of one - BBC Reel
https://www.bbc.com/reel/video/p05wgs0g/the-tiny-town-with-a-population-of-one


モノウィ村は、鉄道が敷かれたことをきっかけに1902年に設立された村。1930年代には人口150人を迎えるまで栄えましたが、その後は過疎化が進行し、2000年には人口がたったの2人となっていました。


そして2018年現在、モノウィ村の人口はたったの1人。現存する家はたった3件のみで、うち2つはもちろん空き家となっています。


モノウィ村ただ一人の住民であるElsie Eilerさん。「みんな亡くなるか、どこかへ引っ越してしまいました」と語ります。


Eilerさんは幼い頃、モノウィ村に引っ越してきたとのこと。Eilerさんの両親はこのモノウィ村で農業を営んでいたそうです。


80年以上、Eilerさんはこのモノウィ村で生活し続けています。


Eilerさんは結婚し、夫婦でモノウィ村に住み続けていましたが、夫のRudyさんは2004年に他界し、それ以来モノウィ村に唯一の住人として住み続けています。


Eilerさんには息子と娘がいるそうです。二人とも学校を卒業してすぐに村を離れ、別の場所で暮らしているとのこと。


他の人からは「お子さんから心配されないの?」と尋ねられるそうですが「ええ、子どもたちは私を心配してくれていますよ。でも私がここに住み続けたいという意志を尊重してくれています」とEilerさん。


1971年、Eilerさん夫妻はつぶれた雑貨店と閉鎖した郵便局の跡地を買取り、「Monowi Tavern」というバーを開きました。


Eilerさんはモノウィ村のたった一人の住人であり、モノウィ村の村長でもあります。Eilerさんは自分で自分に酒類販売のライセンスを与え、夫の亡き後もバーを経営しています。なお、村民税もちゃんと納めていて、自分で自分自身に払っているそうです。


Eilerさんは朝9時に店を開きます。他に誰も住んでいない村で店を開いて客が来ないだろうと思いきや、車で通りがかったサラリーマンや長距離トラックの運転手が立ち寄るとのこと。


一人で村に住み続けてバーを開いているEilerさんに会うため、わざわざ足を運ぶ人もいるそう。


店の片隅のノートは訪問者のサインでぎっしり。


「私を含めて、おそらくみんながこの店を必要としているのでしょう」とEilerさんはインタビューに答えています。


Eilerさん以外に住民がおらず、閑散としたモノウィ村を眺めるEilerさんは、2018年で84歳を迎えます。


「私はこのモノウィ村に住んでいて、とても幸せです」というEilerさんのコメントでムービーは終わりました。

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in Posted by log1i_yk