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2018年モデル「MacBook Air」はプロセッサに従来のUシリーズではなくより低消費電力なYシリーズを採用


2018年10月30日にAppleが開催した新製品発表イベントの中で発表された、新しい「MacBook Air」。その心臓部に搭載されることとなるIntelの第8世代プロセッサについて、MacRumorsが「パフォーマンスは予想より向上しないが、消費電力は大幅に削減できる」としています。

Apple's New MacBook Air Uses MacBook-Class Amber Lake Chip [Updated] - MacRumors
https://www.macrumors.com/2018/10/30/macbook-air-5w-amber-lake-chips/

新しいMacBook Airには1.6GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)が搭載されているのですが、これまでIntelが発表してきた第8世代Core i5には該当するスペックのものが存在しませんでした。

当初は未発表のチップが搭載されているのではともウワサされてましたが、AnandTechによると、Intelの製品仕様ページ(ARK)が更新され、新しいMacBook Airに搭載されるプロセッサと同じスペックの「Core i5-8210Y」が追加されたとのこと。これはコードネーム「Amber Lake」のもと開発されてきたYシリーズプロセッサのひとつ。


これまでAppleはMacBook AirのプロセッサにTDPが15WとなるUシリーズプロセッサを採用していきました。例えばひとつ前のモデルとなる「MacBook Air Mid 2017」では、標準で1.8GHzのCore i5 5350U、オプションで2.2GHzのCore i7 5650Uが搭載可能で、どちらも末尾に「U」とあるようにUシリーズプロセッサです。これまでMacBook Airでは最新モデルが登場する度に搭載される同じコンセプトのUシリーズプロセッサにアップグレードされたので、「よりハイパフォーマンスなプロセッサが採用されている」ということがわかりやすくなっていました。

しかし、2018年登場のMacBook AirはUシリーズプロセッサよりも低消費電力なYシリーズプロセッサを採用しています。これにより、本体サイズは前モデルよりも10%も薄くなっているのに……


バッテリーは丸1日分持つように。なお、2018年モデルのMacBook Airは仕様によると50.3Whのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧、最大13時間のiTunesムービー再生、最大30日のスタンバイ時間を実現しています。これは現行のMacBookの中では最も長いバッテリー持ちを実現しており、MacBook Proと比べるとiTunesムービー再生時間は1~3時間ほど長くなっています。


それでもApple関連のニュースを報じるMacRumorsは、「残念ながら、パフォーマンス面の向上はAppleが新しいUシリーズプロセッサを採用した際の方が印象的な結果となっただろう」と記しています。YシリーズプロセッサはTDPが5Wであるため、消費電力は大幅に削減できるものの、パフォーマンス面ではUシリーズプロセッサを採用した場合ほど劇的な変化は見込めないというわけです。

AppleはRetinaディスプレイ対応の新型MacBook Airではプロセッサのオプションを提供していないため、より高性能なUシリーズプロセッサにアップグレードすることはできません。もしもプロセッサをアップグレードできるようにしてしまうと、スリムなベゼルやRetinaディスプレイといった特徴が被る12インチMacBookとの差がより見出せなくなり、「将来的に新しい12インチMacBookがリリースされたとしてもユーザーの選択肢になり得ないから」とMacRumorsは推測しています。


なお、新しくなった2018年モデルのMacBook Airは、Apple Storeで税別13万4800円から購入可能。これはMacBookよりも100ドル(約1万1000円)安い価格ですが、前モデルのMacBook Airよりも200ドル(約2万2000円)高い価格設定とのことです。

13インチMacBook Airを購入 - Apple(日本)

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in ハードウェア, Posted by logu_ii