プログラミング言語「LOGO」のApple II向けソースコードが公開される
子どもや学生の教育向けプログラミング言語として1970年頃に使われていたLOGO(ロゴ)のApple II向けソースコードが発見され、Githubで公開されています。
The Apple II Source Code for the LOGO Language Found « Adafruit Industries – Makers, hackers, artists, designers and engineers!
https://blog.adafruit.com/2018/10/04/the-apple-ii-source-code-for-the-logo-language-found/
LOGOは、プログラミングの世界で初めて「言葉」による操作を可能にしたといってよい言語であり、人間にとって理解がしやすい方法でプログラミングを行うことを可能としていました。たとえば、一辺の長さが100の正方形を描画する場合、次のような分かりやすいコマンド文だけで指令を行うことが可能です。
1969年には、マサチューセッツ工科大学(MIT)がLOGOで操縦可能な亀形ロボットを開発し、ペンを付けて図形を紙の上に出力できるようにしました。このようにして、LOGOの特徴である「タートルグラフィックス」を描く事が可能になりました。
By Valiant Technology Ltd.
そんなLOGOの、Apple II向けに提供されていたソースコードが発見されたとのこと。コードはMITが開発したOS「Incompatible Timesharing System(ITS)」が動作するコンピューターDEC PDP-10で書かれたものであることも判明しており、以下のリンクから入手することが可能です。
its/logo.958 at master · PDP-10/its · GitHub
https://github.com/PDP-10/its/blob/master/src/aplogo/logo.958
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