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テクニカルサポートを検索した時に表示される詐欺まがいの広告をGoogleが排除へ

By Marcos Castellano

スマートフォンやPCなどの使い方がわからない時にはGoogleで「〇〇(機種名) テクニカルサポート」などと検索して問い合わせ先を調べる人も多いはずですが、その際に表示される広告の中にはユーザーの不利益につながるような結果を招きかねない詐欺まがいのものも存在します。そのような問題を解消すべく、Googleはサードパーティーのテクニカルサポートプロバイダーが提供する広告に制限を適用する方針を発表しました。

Restricting ads in third-party tech support services
https://www.blog.google/products/ads/restricting-ads-third-party-tech-support-services/


Tech-Support Scams Prompt Google to Act - WSJ
https://www.wsj.com/articles/tech-support-scams-on-google-trigger-crackdown-1535755023

使い方がわからなかったり機械の調子が悪い時に助けを求めて検索した結果の中に詐欺まがいの広告が表示されているとなると、これは広告プラットフォームのあり方そのものが大きく疑問視されることにつながります。Googleではそのような問題を解消すべく、そのような問題のあるものを排除する方針を進めています。


「過去数年にわたり、この分野における不正利用に対処するために法執行機関や政府機関との各種取り組みを進めてきた」というGoogleは今後、テクニカルサポートのジャンルとして表示される広告に適切なものだけが表示されるようにすべく、このジャンルについては広告主を事前に認証するプログラムを導入することを発表。認証の基準は記事作成時点では明らかにはされていませんが、一定の要件を満たしたテクニカルサポートのサービス提供者のみがこのジャンルにおいて広告を表示可能になるという方策をとることで、ユーザーの不利益を軽減するとしています。

とはいえ、この取り組みだけで問題が全て解消されるわけではないことはGoogleも認識している模様。しかし、そのような悪徳業者に対するハードルは確実に上がるとし、今後さらに問題を解消する取り組みを進める方針を明らかにしています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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