YouTubeの見過ぎを予防しユーザーの健康を守る「Digital Wellbeing」機能リリース
動画ストリーミングサービスのYouTubeには、興味深いムービーが多数公開されているだけでなく、AIを活用した絶妙な「オススメ」機能のせいで、ついつい見過ぎてしまうということが起こり得ます。「YouTubeのせいで夜も眠れない……」というユーザーが増え、健康を害するようになることはサービス提供者のGoogleにとっても由々しき事態ということで、ユーザーの健康を守るためのツールとして「Digital Wellbeing」がリリースされました。
Official YouTube Blog: Tools to Take Charge of Your Digital Wellbeing
https://youtube.googleblog.com/2018/08/tools-to-take-charge-of-your-digital.html
ユーザーの健康を守るというのは昨今の人気コンテンツが取り組む重要な課題の一つで、Google I/O 2018でも大きく取り上げられたテーマです。圧倒的な人気を誇るムービーコンテンツのYouTubeに、健康保護を目的とした「Digital Wellbeing」機能がついに追加されました。
Digital Wellbeing機能は、YouTubeの「アカウントメニュー」で設定できます。
アカウントメニューの「視聴時間」をタップ。
・視聴時間(統計情報)
視聴時間の表示にはYouTubeの再生履歴がオンになっている必要があります。オンになっていない場合は、「オンにする」をタップ。
「有効にする」をタップ。
これで統計情報が更新されるようになり、「今日」「昨日」「1週間以内」「日別平均」の各視聴時間が表示されるので、どれくらいYouTubeに時間を費やしているのかを把握できるようになります。
・リマインダー
画面を下にスクロールすると、「リマインダー」「ダイジェスト配信」などの新機能が現れます。「一定時間ごとに休憩をリマインド」をタップすると……
リマインダーの頻度を時間指定できます。
リマインダーを指定しておけば、設定時間が経過すると注意表示を出してくれます。
・ダイジェスト配信
YouTubeのチャンネル登録が多い場合、新着ムービーの通知などが頻発すると作業の妨げになったり、夜更かしの原因になったりします。そこで、すべての通知を指定時間にまとめて一気に配信するのが「ダイジェスト配信」機能です。「ダイジェスト配信」をタップすると……
いつ通知を受けるのかという「配信時間」を指定できます。
・音やバイブレーションの無効化
YouTubeの誘惑に負けない有効な方法は、音やバイブレーションを完全に無効化することです。「音やバイブレーションを無効化」をタップすると……
いわゆる「お休みモード」として、YouTubeの音やバイブ機能を無効化する時間が指定でき、安静を保てるようになります。
YouTubeの「Digital Wellbeing」機能はAndroid・iOSアプリともにすでに利用可能です。
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