フィジーの首都スバで割安で広々スタジオルームが借りられる「De Vos on the Park」に泊まってみた

フィジーの首都「スバ」は、リゾートを楽しみに来る旅行客は少ないものの、フィジー国内の各地やツバルやトンガなどの隣国への空路があり、大きな港もあり船でフィジー各地を訪れることもできる交通のハブです。夜の治安の悪さもあって、フィジーのリゾート地には行き飽きたという上級者くらいしか訪れないスバの市街地で中級の広めのホテルに泊まってみました。
de Vos on the Park - de Vos on the Park
http://devosonthepark.com/
空港でのトラブルを乗り越え、日没間近にフィジーの首都スバの市街地に到着しました。ナウソリ空港からスバ市街地までバスで移動した経緯は以下の記事で確認できます。
格安のローカルバスで旅行者に見捨てられたフィジーの首都「スバ」を目指してみた - GIGAZINE

スバでの宿泊地はスバ港近くの公園「Ratu Sukuna Park」の前。ということでバス停から徒歩15分ほどで公園に到着しました。

公園と通路を隔てて北側にホテル「De Vos on the Park」の入り口があります。

フロントはこんな感じ。

ロビーにはささやかながら休憩スペース。

ピアノもありましたが、鍵盤がいくつか落ちて音が鳴りませんでした。

チェックイン時にデポジットとして20フィジードル(約1000円)を預けました。

ロビー横の階段を上って中二階へ。

ここからエレベーターに乗る……

はずが、2018年7月末時点ではエレベーターが故障中。

仕方なく階段を上ります。

4階に到着。

廊下は赤のカーペット敷き。壁は南国風でした。

カードキーではなく普通のルームキー。

オートロックの鍵ですが、内側には補助用のロックもありました。

「スタジオ」タイプの部屋の広さは20平方メートルで、一人で泊まるにはかなり広め。

部屋には大きなソファーが2つ。


扇風機横の年季の入ったクローゼットには……

液晶テレビが入っていました。

ガラステーブルにはテレビ・DVD・エアコンのリモコン。

バゲッジラックもあり。

「スタジオ」タイプの部屋にはキングサイズのベッド。ダブルクッションのベッドは適度な硬さで二人でも楽々寝られそうなものでした。

なお、パイプのシングルベッドもありました。

奥行きが70センチはあろうかという巨大な木のテーブル。

引き出しにはバルコニーに出る扉のドアノブが……。

よく見るとバルコニーのドアは開けっ放し状態でした。ドアノブは有りませんが、ドアを閉めてロックはかけられる状態ではありました。

バルコニーからは日没のスバ港。静かな海は、なかなかの眺めです。

再び部屋に戻ると、ベッドの向かいには二人掛けのテーブルがあり……

横のカーテンを開けると、巨大な窓ガラスから南側の公園を一望できました。

部屋の奥には画像左にクローゼット、画像右に食器棚兼冷蔵庫のスペースがあります。

十分なスペースのクローゼット。

アイロンや……

セキュリティボックスもありました。

右の食器棚には……

ワイングラスやコップ

一番下には冷蔵庫。

中段には給湯器と紙パックタイプの紅茶やインスタントコーヒーも用意されており……

テーブル上のおしゃれなランチョンマットのおかげで、贅沢な気分で紅茶を楽しめました。

部屋の奥にあるサニタリーは巨大な鏡もあり、高級感満点。

壁には電動シェーバー用の110Vのコンセントもあったので、万一、コンセントアダプターを忘れてもここを使えばOKです。

トイレは温水便座ではありません。南国のフィジーで温水便座を求めるのは無理なことかもしれません。

タオル類一式は壁に吊り下げられていました。

バスタブはなくシャワールームタイプ。熱いお湯が十分な水圧で出てきました。

シャンプーなどのアメニティグッズも用意されていました。

感心させられたのが、貝殻の形状をした石鹸。この石鹸はフィジーのお土産としても人気のココナッツソープで、香りと肌触りがかなりよく、おかげでシャワーを快適に使えました。

朝になると目の前の公園の鳥たちの鳴き声が目覚まし時計代わりになりました。

スバの港はあいかわらず穏やかで、のんびりした雰囲気。


遠くには、バスターミナルからの道中で確認できた「沈みたて」の船も確認できます。


ぼーっと、海を眺めていると、けたたましい音を出しながら、警察の車両が道路に到着しました。

いろんな人から「スバは治安がよろしくない」と聞いた意味は、以下のムービーを見れば一発で理解できるはず。
フィジーの首都スバで警官が犯人を捕まえてパトカーで連行する様子 - YouTube

そういえば、夜の公園にはパーカー姿のギャングのような若者がたくさんたむろしていたなぁ……と思い出されました。地元の人曰く、スバの市街地では夜中に出歩かないほうが良いそうです。

気を取り直して朝食をとるために、ロビーに行くと係の人が素敵な笑顔で出迎えてくれました。

しかし、レストランは改装中だとのこと。当然、朝食などありません。

「朝食付きで予約したんだけれど?」「え!?朝食付きだったのかい?それは残念だね」というやり取りが行われましたが、男性の素敵なスマイルに、腹は減っても腹は立ちませんでした。なお、後日、ホテルを手配したサイトに問い合わせることで、朝食代がアメリカドルで9.2ドル(約1000円)分、返金されることになりました。

今回宿泊した「スタジオ」タイプの部屋は、1泊(一応、朝食付き)で日本円で7357円で、スバ市街地では中程度のクラスのホテルのランク。広々とした部屋は長期滞在にもよさそうに感じました。いろいろ問題もあるものの、「とにかく広々とした部屋が良い!」という人にはオススメできるホテルとなっていました。
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