成田空港からフィジー・ナンディ空港までの直行便が9年ぶりに復活したので乗ってみました
東京・成田とフィジー・ナンディを結ぶ直行便は2009年3月まで運行していたものの、経済危機による需要の低下を受けて撤退。しかし、2018年7月3日より、火・金・日の週3便が再び運行されることに。再スタートを切ったばかりのフィジー・エアウェイズの成田-ナンディ直行便に、さっそく乗ってきました。
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成田空港に到着。
第2ターミナルのチェックインカウンター案内で確認してみたところ、フィジーエアウェイズはDカウンターとのことでした。
搭乗手続きを行っていると、フィジーエアウェイズのキャビンアテンダントさんたちに遭遇。タパ柄っぽいものが描かれた制服に身を包んでいます。
手続きを済ませ、いざ搭乗。往路での機体はエアバスA330-300でしたが、このほかエアバス A330-200が使われる場合もあるとのこと。成田空港を21時25分発、ナンディに9時5分着で、時差3時間なので8時間40分の旅です。
尾翼にも民族調の柄が入っていました。
中に入ってみたところ。ビジネスクラスは24席、エコノミークラスは289席あり、通路2本と横8席の座席配置です。
座席はこんな感じで……
オセアニアを感じさせるかわいらしいクッション&ブランケットが置かれていました。
座席の頭部分にあるカバーもタパ柄つき。
ブランケットは広げるとこんな感じです。
座席の背後にはスクリーン。
座席の肘置きのところにコントローラーが収められている形です。
座席のポケットにはヘッドフォンと一緒に歯磨きセットも入っていました。
フィジーの観光雑誌や機内販売の雑誌も。
約9時間のフライトということで、機内食は2回。1度目の機内食はフライトから2時間ほど後で、チキン・ビーフ・フィッシュ・ベジタブルの4つから選べました。チキンを選択したところ、から揚げにタレをかけたものと煮物、白ご飯という、ザ・和風でした。
タレは甘辛い味つけで、ご飯がよく進みました。ご飯に比べると野菜の煮物は薄めの味つけですが、これからフィジーでの旅が始まるので、日本食の食べ納めとしてぴったりでした。
なお、ビーフを選ぶと牛煮込みとマッシュポテトでした。
サイドメニューはチョコパイ・クラッカー・レッドチェダーチーズです。
おなかが満たされたところで映画を見ることにしました。最新映画・ドラマが多数登録されていますが、日本語音声・日本語字幕がないものもやや多い印象。しかし、試しに再生しようとしてみたところ……
運悪くディスプレイが不調の席に当たってしまったため、画面がうまく表示できず。夜の便だったので、そのまま眠ってしまうことにします。
2度目の食事は到着の2時間前。チキン・フィッシュ・エッグ・ベジタブルから選べたため、魚を選択してみたところ、これもザ・和風。
鯖を焼いたものにあんがかけられていました。あんの中にはだし巻きも沈められており、ちょっと不思議な感じがしますが、これもご飯によく合う味つけ。
エッグを選ぶとオムレツとソーセージ。フィッシュにしてもエッグにしても、確かに朝食っぽい献立です。
8時間40分というやや長めのフライトですが、ちょうど眠る時間にマッチしているため、そこまで長さを感じず、気づけばフィジー。ちょうど日本が猛暑に襲われている頃に行ったので、上着が必要なほどにフィジーが涼しいというギャップに驚きました。
空港に入ると……
生演奏&歌の出迎え。寝ぼけながらも「フィジーに来たんだ!」ということができる演出にテンションが上がります。このあたりはリゾート地であり、ホスピタリティ精神あふれるフィジーならではという感じです。
なお、復路は以下のような感じ。ナンディ国際空港に到着し……
手続きを済ませます。ナンディ国際空港は1億2900万ドル(約142億9000万円)かけたリノベーションを2018年6月に終えたばかりなので、新しく近代的な雰囲気です。
帰りの便はエアバス A330-200でした。
座席の雰囲気などは同じ。ビジネスクラス24席、エコノミークラス249席で、通路2本と横8席の座席配置となっています。
日曜日の13時25分にナンディ発、19時30分に成田着の便でしたが、座席には余裕があり、飛行機が気流に乗った後に余裕のあるスペースに移動している人も多く見かけました。
今回はディズプレイに不調なし。よかったよかった。
往路と同じくチキン・ビーフ・フィッシュ・ベジタブルから機内食を選べたのでベジタブルを選んでみたところ、エスニックなカレーでした。フィジーの住民にはインド系も多いので、それもあるのかもしれません。
ミックスベジタブルが入ったご飯に、刺激が強めのカボチャのカレーがよくあいます。
カレーの他にトマトソースのようなものも。こっちは辛さ控え目でした。
デザートはチョコミントのムース。
2度目の機内食にはチキンをチョイス。
チキンはグレービーソースがかけられていて、まろやかな仕上がり。
ケチャップライスのような味つけのパスタサラダと……
オレンジのクリームがかかったチョコレートケーキがデザートでした。
成田とナンディを結ぶ直行便は2018年7月にスタートしたばかりだからか、機内サービスについて尋ねる調査も受け取りました。
東京に到着する手前ごろで、ちょうど夕日の時間帯になります。よく見るとジェットエンジンにもタパ柄が入っており、フィジーの旅を振り返ることができる夕日の光景となっていました。
なお、成田-ナンディ線のエコノミークラスの往復運賃は8万3000円前後となっています。
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