3カ月かけて作ったピタゴラ風装置で食後のデザートを用意してもらう様子が圧巻

食事の最中に動きだした複数のギミックが連鎖してつながり、最終的に「食後のデザート」が提供されるまでの様子がYouTubeで公開されています。ニューヨーク・タイムズに特集を組まれるマシン開発者が3カ月かけて作った「過去最高に複雑な装置」が動く様子は目が離せなくなるほどに圧巻です。

The Cake Server | Joseph's Most Complex Machine Ever - YouTube

ムービーは食事の風景からスタート。

ごくごくジュースを飲む男性。

男性がジュースをフライパン返しの上に置くと、お皿の上にあったグリーンピースがころころと転がり……

レールの先にある小さな容器の中に流れ込んでいきます。

容器が下に落ちた重さで、その上の装置にあった仕切りが外されます。ジャガイモが現れました。

トングの上を転がっていくジャガイモ。

ジャガイモがフライパン返しの柄の上にドスンと落ちると、そのはずみでグラスが倒れ、中身がトレイの上にこぼれます。

グラスが転がり……

机の下に設置されたカゴに見事フィット。さらに、ジュースはトレイからチューブをつたって流れていきます。

グラスにジュースが注がれます。

ジュースの入ったカゴははかりの上に設置されており、ジュースが注がれていくことで重さを示す針がどんどん下向きに。針にひっかけられたヒモ付きカップが下がっていきます。

カップが下におちると、トウモロコシが転がりだし、トングにぶつかったはずみで設置されたキャンドルが上昇。

キャンドルを待ち受けていたのは金属製の滑り台とバター。キャンドルが滑り台を熱すると……

バターが溶けて滑り台を前進。バターに設置されたキャンドルは前へと運ばれていきます。

滑車へと乗り換え、今度は坂を上昇していくキャンドル。

到着した先でじりじりとロープを焼き切ると、金づちが振り落とされます。

Macが壊される……！と思いきや、金づちの動きは直前でストップ。金槌の上をコロコロとボールが転がり……

ポケットに入ると、金づちからさらに小さな金づちが現れ、Macのキーを押します。

電話がかけられると……

振動からiPhoneが坂を下ります。

滑り台から落ちたiPhoneが……

ぶらりんとぶら下がります。特に他に装置がないので、「え？これからどう展開するの？」と不思議に思っていると……

赤ちゃん投入。

赤ちゃんがiPhoneを引っ張ると……

ケーブルで接続されていた先のMacが引っ張られます。

そして落下。金づちの一撃を免れたMacですが、ガシャン！と激しい音が響きます。赤ちゃんは大丈夫なのか？と不安に。

そんな不安をよそにピタゴラ風装置は動きを続行させます。Macが動いたことでボールを留めていた仕切りがなくなり、画面左の黄色いボールが転がり出しました。

坂を転がりきると……

その上にあった車輪が動きだしました。

男性の頭にぶつかることなく、見事に車輪が移動しています。

しゃりんが棚にぶつかると、棚の上の植木鉢がガシャガシャと落下していきます。

そしてシャンデリアの留め具が外れ……

男性の頭上をスウィング。

再び元の位置に戻り、もう1スウィングありそうな勢い。しかし、男性の頭の位置がやや上にあがっています。これではぶつかるのでは？と思いますが……

シャンデリアは頭の直前でストップ。

右側にあるミニバスケットボールが転がり……

ケーキが男性の前のお皿にたたきつけられます。

さらに赤いボールのような物が転がり……

ケーキにトッピング。

男性はおいしいデザートにありつけたわけでした。

ムービーの途中に登場した赤ちゃんはどうなったのか……？という点が気になるところですが、ムービーを最後まで見ると、赤ちゃんがどのような結末を迎えたのかがわかります。

なお、ムービーを作ったJoseph Herscherさんの他の作品はYouTubeで公開されています。Herscherさんは5歳の時から機械作りを始め、その情熱は20年以上つきることがありません。マシンのムービーは3000万人以上に視聴され、ニューヨーク・タイムズに特集されるまでになっています。

Joseph's Machines - YouTube - YouTube