次期iPhoneは衝撃に強いディスプレイガラスを採用して割れにくくなる模様
Appleは2018年に新型iPhoneを3モデルリリースするとみられています。この3モデルというのは、「iPhone Xと同じ5.8インチモデル」と「iPhone Xの大画面モデルとなる6.5インチモデル」、そして「他2モデルとは異なる液晶ディスプレイを搭載することで安価となる6.1インチモデル」の3つです。この液晶ディスプレイを搭載する6.1インチモデルは、これまでにない強固なディスプレイガラスを採用することで「割れにくいiPhone」となっていると報じられています。
KGI: 2018 LCD iPhone will feature stronger display glass, more resistant to impact | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/04/26/kgi-lcd-2018-iphone-stronger-display/
2018年に発売されると予測されている6.1インチモデルは、iPhone Xと同じベゼルレスデザインを採用していますが、iPhone Xで使用されている有機ELディスプレイ(OLED)ではなく、従来のiPhoneと同じ液晶ディスプレイを使用したモデルになるといわれています。有機ELディスプレイよりも安価な液晶ディスプレイを採用することで価格を抑えることを優先にした端末であり、iPhone関連のリーク情報でおなじみのKGI Securitiesのアナリストであるミンチー・クオ氏は「次期iPhoneの販売数の半分は6.1インチモデルが占める」と予測しています。
そんな中、クオ氏は新たに6.1インチモデルで採用されるディスプレイガラスは耐衝撃性と軽量性に優れたものになるとしています。また、6.1インチモデルの価格を下げるためにこのモデルには「3D Touch」機能が搭載されないのではないか、という情報もあります。
さらに、報道によると6.1インチモデルでは従来のものよりもはるかに薄いカバーガラスセンサープロセスが採用されており、その下にはタッチフィルムセンサーに加えて薄膜センサーが追加されるとのこと。記事作成時点ではこの薄膜センサーが何かは不明ですが、これによりタッチパネルのコストは15%増加するとアナリストは分析しています。
なお、6.1インチモデルに採用される最新のカバーガラスセンサープロセスは、2019年に6.5インチおよび5.8インチモデルに採用されることになるそうで、「これによりAppleのディスプレイガラスの信頼性が向上する」とApple関連情報を報じる9to5Macは記しています。
加えて、カバーガラスセンサープロセスのコストは従来のiPhoneディスプレイで採用されているプロセスよりもわずかに高価なものであるため、「サプライヤーの収益は若干増加するはず」と予測されています。
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