古代建築によくある葉っぱのようなデザインの正体は?


海外の古代建築を絵画や写真で見ると、柱や天井の装飾に似通ったデザインがあることに気づきます。あの葉っぱのような特徴的な模様の正体は何なのか、またどうして多くの古代建築で似たデザインが使われているのかについて、海外メディアのVoxがムービーで解説しています。

Why old buildings use the same leaf design


柱のてっぺんのデザインがギザギザした葉っぱの形になっているものが、現存する古代建築の中では多く見られます。


アメリカ合衆国議会議事堂のポルチコにも、同じデザインが見られます。


近づいて見ると、葉っぱの形をしていることがよく分かります。これはアカンサスの葉です。


古代建築の柱のデザインはさまざまです。


柱のデザインの肝となるのは、「柱頭」と呼ばれるてっぺんの部分です。


シンプルなデザインの「DORIC」


うずまき状のデザインが特徴的な「IONIC」


そして葉っぱの模様の「CORINTHIAN(コリント式)」


「CONPOSITE」はコリント式とよく似ていますが、葉っぱのデザインにうずまき模様が追加されています。


古くはこれらのデザインが混在していたのですが、数世紀にわたる変化の中で、コリント式の柱だけが変わらずに残ったのです。


コリント式の柱が長く残ったのは、デザインのもとになるアカンサスの葉っぱの丈夫さにあります。


ひとくちにコリント式といっても、さまざまなバリエーションがあります。しかしこれらの異なるデザインはすべて、アカンサスの葉っぱの頑丈さを反映しているのです。このデザインが洗練された結果、歴史の変遷の中で変わらず立ち続けるまでに強くなりました。


コリント式が丈夫だから建築に多く使われたというよりは、「コリント式が丈夫だから古くに建てられたものが変わらず存続している」というわけ。葉っぱの強さに由来する柱の強さは、すなわち古代から現代まで続く文化の強さを示してくれているのです。

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in 動画,   デザイン,   アート, Posted by log1e_dh